ベングト=エリック・エングホルムのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレサピエンス全史にインスピレーションを受けて、子どもに「ホモ・サピエンス」の歴史を語った本。
狩猟社会、農耕社会、工業社会……と発展させてきた人類の歴史を、ユーモラスにわかりやすく説明している。
イラストも豊富で、皮肉もまじったイラストで笑える。
人類誕生以来のさまざまな革命や発展を俯瞰したうえで、最終章で現代を生きる人々の「幸せ」を問う。そして、僕らは「ホモ・サピエンス」=「かしこい人」なのだから、僕らが抱える問題を解決するために「協力しよう」と説く。
戦争、貧しさ、パンデミック、環境破壊、気候変動など。ヒトは「知らない人」とも協力するのが上手で、それが他の動物との違いだという。この「協力する」ことは本書で繰り返し出てくるキーワードで、それが「かしこさ」の一つの重要な要素なのだろうと思う。
本書冒頭で、スティーブン・ホーキングの言葉が引用されている。「人類の大きな成功はどれも、話しあうことから生まれたんだ。そして大きな失敗は、話しあわなかったせいで起きた。でも、もうそんなまちがいをくり返さないようにしよう。」人類の歴史を俯瞰する中で、協力することの大切さを感じられる一冊。
『せいめいのれきし』で生命の進化の流れをざっくり捉えてから、この本で「人間」の歴史を読むとよいかも。