熊野宏昭のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
この本を読んで一番意外だったのは「責任転嫁」がストレスになっているということだった。
ストレッサーに対し心理的に「回避」することが、一番負荷になる模様。そうだったのか。
何でも他人のせいにして、ずーっとイライラしているような人がいるけど、ソレはつまり「自分のせいじゃない」と楽になるんじゃなくて、ストレスがたまり続けているんだろうね。
精神論ではなく理学的な観点もあり、読んでいて面白かった。
この本を登録しようとして、更に認知療法が進んでいるらしいと知る。いつか、人間の悩みなど、脳内プログラム走らせれば何とかなる日が来るんじゃなかろうか。 -
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
現代人は子どもから老人まで、ストレスを抱えて生きている。
目に見えないストレスは、いつの間にか蓄積し、様々な影響を及ぼす。
心と身体がクラッシュする前に、自分を解放してあげよう。
カギは、「力まず、避けず、妄想せず」。
いつもいっぱいに詰まった頭から、どうしたら自由になれるのか。
本書では、ストレスとリラクセーションのメカニズムを知り、生活習慣と心身の深い関係を概観、行動医学、脳科学の知見をもとに、自分でできるストレス・マネジメントの方法を伝授する。
[ 目次 ]
第1章 ストレスって何?(ストレスとはたまるもの 心身のバランス維持の仕組み ほか)
第2章 なぜかストレスのたま -
Posted by ブクログ
タイトル通りの内容を期待して購入。若干専門的な部分もありましたが、3章以降で「力まず」「避けず」「妄想せず」という3原則をあげて、具体的な方法を説明しています。
収穫だったのは、ストレスへの対処の仕方によって反応が変わるということ。肯定的に解釈すれば、落ち込み・不安や無気力を改善する一方で、責任転嫁をするとそれらが増大することなどについて説明されています。
また、認知行動療法の5原則として、避けずに体験する(エクスポージャ)、ゆっくり少しずつ失敗しないように行う、リラクセーション、うまくいったときに自分をほめる(強化)、自分を理解する方法が説明されていたのも、役立ちました。
対処の仕方に -
Posted by ブクログ
先日参加したメンタルヘルスセミナーでのお勧め本。もう少し分かりやすければよかった。ストレッサーを避けるより、積極的に関与した方がストレスが抑えられるというのは意外でした。リラクセーションの手法や認知行動療法、行動医学などもっと勉強したい。
以下、自分用メモ
1)ストレスには二種類ある
①頑張る系
積極策 交感神経 血圧上昇 身体面のストレス反応
片頭痛、高血圧、関節炎、血管運動抑制性失神、心臓神経症、甲状腺機能亢進症
②我慢する系
回避策 副交感神経 落ち込み・不安 心理面のストレス反応
下痢・便秘、消化性潰瘍、大腸炎、疲労、喘息
2)対処スタイルの分類
情報収集 :すでに経験