島口大樹のレビュー一覧

  • 遠い指先が触れて

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    ネタバレ

    主人公の元へ、児童養護施設で一緒だった「杏」と名乗る女性が訪ねてくる。
    杏が語る2人が幼少時にされた事とは─。

    タイトルと装丁で読んだんですが、すごく内容にマッチしてると思う。
    意識があっちへ行きこっちへ行きする、「僕」と「私」が混じりあっていく、のを文章に起こしたような文体。
    (文学的なんだけど、この本の後は理路整然としたミステリーを読みたくなった)
    「失った記憶も私の人生の一部だから」~ってテレビドラマのテンプレみたいな台詞を読みながら、児童養護施設ってことは十中八九ろくでもない児童虐待の記憶では…?と思ってたけど。知らない方が幸せなこともあるよね。
    芥川賞系統だな~って、後味。

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    2023年03月04日
  • 遠い指先が触れて

    Posted by ブクログ

    文字のボリュームと文章の雰囲気から「わりとサクッと読めるかな。」という最初の印象は早々に外れる。
    僕の視点と彼女の視点が1ページの中で何度も入れ替わり、じっくりたどるようにしか読み進められない。
    二人の関係性を表しているのだろう。
    次回の芥川賞候補になりそうな作品。

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    2022年12月10日