島口大樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ主人公の元へ、児童養護施設で一緒だった「杏」と名乗る女性が訪ねてくる。
杏が語る2人が幼少時にされた事とは─。
タイトルと装丁で読んだんですが、すごく内容にマッチしてると思う。
意識があっちへ行きこっちへ行きする、「僕」と「私」が混じりあっていく、のを文章に起こしたような文体。
(文学的なんだけど、この本の後は理路整然としたミステリーを読みたくなった)
「失った記憶も私の人生の一部だから」~ってテレビドラマのテンプレみたいな台詞を読みながら、児童養護施設ってことは十中八九ろくでもない児童虐待の記憶では…?と思ってたけど。知らない方が幸せなこともあるよね。
芥川賞系統だな~って、後味。