鈴木喬のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
201312/
江戸時代の消火活動は今とは違う。(中略)火元から風下の家々を壊して延焼を防ぐ「破壊消防」が基本った。そこで重要なのは、どの家を壊せばいいかを明確にすること。その判断をするのが纏持ちだ。纏を立てることで、「俺の組はこの家の手前までで火を止めるぜ」ってことを世間と仲間に示すわけだ。この判断は難しかったと思う。風向きと風力、地形や家の配置などから総合的に判断しなきゃならない。風向きはいつ変わるとも知れないから、予測を立てるしかない。恐らく、経験と勘が頼りだったろう。常に間違う可能性はある。(中略)仲間の火消人足は、地べたで仕事をしているから周りの状況がよくわからない。頼りになるのは、 -
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ネタバレチェック項目20箇所。社長に必要なのは、「運」と「勘」と「度胸」、ドシッとした腹なんだよ、ところが、ちょっと具合が悪いと騒ぎ出す、「100年に一度の危機」だとか妙に煽り立てる、人類の歴史を見りゃすぐわかることだ、いつだって「危機」なんだよ、そのなかで、どうするかを考えるのが社長ってもんだ。10歳の時から、生き残るためには何でもやった、当時は、やくざがいちばん食える商売だったくらいひどかったから、今が危機とか言われてもどうもピンとこない。社長の第一の仕事は、旗印を明確にすることだ、会社の基本方針を掲げる、会社が向かう方向を決める、そして、「あっちへ進め!」と社員に号令をかける、いわば、火消しの纏
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Posted by ブクログ
人間味満載の経営者ならではの本。本質を突いた内容がとても素晴らしく、思わず、「うーん、なるほど!」と唸ってしまう箇所が沢山あった。かなり学べた。
上杉鷹山の、「働き一両、考え五両、見切千両、無欲萬両」という言葉が深い。実践できるかなぁ。
あと、個人的には、道徳主義と現実主義をどう捉え、どう行動に移すかは当面の課題。
確かに、人間はマキャベリや韓非の言うように、人は愚かでズルい欲望の固まり。そして日常でも多々そのように感じているし、沢山の辛酸をなめてきた(いる)ように思う。
でも一方、 gumiの国光氏さん(本書とは無関係)が言うように、これからは、強くないと生きて行けないけれど、かつ優 -
Posted by ブクログ
ネタバレ適当な感想を言うと、なんなんやこの人は、って感じ。
遠巻きに見てたら絶対おもろいやろって感じ。けど、近くにいる人や社員はそれプラスで大変やろうなとも思う。もちろんその分「おもろい」ってのは増長されるやろうけども。
サラリーマン社長ではまずこの人の真似は無理。
かといってこういう人は通常のルートだと社長にはなれないやろうし、みんな反対するやろw
なんかすげぇ。最後のほうはちょっと話がそれていったけどw
・過去を全面否定できるのは、社長だけ
・「イヤなことをやる」のが社長だ
・「捨てる」のは社長の仕事
・会議をやるから、つまらないものしか生まれない
・衆知を集めるから。間違える
・民主主義経営