岩尾俊兵のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ著者は岩尾俊兵氏。慶應大学商学部の准教授で、株式会社トライアイズの代表取締役CEO(同社は東証STD上場、2025年3月期の売上高は1,424百万円)。
感想。
とても面白かった。
備忘録
・正解がない世界で選択と決定を続けなければいけない。経営思考とは矛盾だらけの世界を軽やかに前進する生き方の土台となる。失敗は存在せず、成功と次の成功への回り道しか存在しない。
・誰もが人生の経営者。個々人が現場を持ち、現場の課題を見つけ、改善して、幸福を目指す。
・企業独自の、まだ明文化されていない行動や考え方、仕組みに「名前」をつける。このラベリングが出来ると、組織内での共有やコミュニケーションが浸透する。こういった会社語や組織語には、複数の解釈の可能性を生み出す余白や余裕があると良い。
・人間の自然な感情を抑制して、綺麗事に身体を張る人が集団には一定数必要。
・経営学の本質は「具体化と抽象化の往復運動」と。
・利己心を追求すれば、どこかで必ず他者の問題、調和の問題に突き当たる。「情けは人のためならず」ということになる。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ岩尾俊兵先生の「世界は経営でできている」を読みました。この本でいう経営の定義は「価値創造(=他社と自分を同時に幸せにすること)という究極の木液に向かい、中間目標と手段の本質・意義・有効性を問い直し、究極の目的の実現を妨げる対立を解消して、豊かな共同体を創り上げること」としている。ここを「経営=利潤の追求」と考えていると「おや?」ということになる。人生の様々な局面において、経営の欠如は目的と手段の転倒、手段の過大化、手段による目的の阻害などの多くの陥穽をもたらすとこの本は主張する。何かを有限だと思う気持ちは常にそれを失う恐怖と隣り合わせだ。金銭も時間も関係性も勉強法も問題解決も「人生において価値あるものはすべて誰かがすでに作ったもので、有限にしか存在しない」という既成概念に取りつかれると、限りあるものを守るために短期的で局所的な思考/志向に支配される。そして、自分にとって本当の目的、究極の目的は何かを問い直す余裕がなくなる。結論は、価値有限思考を経営によって価値は想像できると考える「価値無限思考」に転換すれば、顧客から他企業までのすべてが「価値創造を行う共同体の仲間」に代わる。理想論が現実論になる。そんな世界が実現できるというのが本書の主題みたいだ。まあ、判かったようで、判らないような。ただ、価値有限思考にとらわれ過ぎないことが大事なんだなとは改めて思いました。
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Posted by ブクログ
2024年度の新書部門第1位候補。(私的ランキングです)
本書における経営の定義は以下の通り。
「価値創造(他者と自分を同時に幸せにすること)という究極の目的に向かい、中間目標と手段の本質・意義・有効性を問い直し、究極の目的の実現を妨げる対立するを解消して、豊かな共同体を創り上げること」
定義は硬いが、文体(曰く、令和冷笑体)は戦略的にふにゃふにゃである。通奏低音の定義(=著者の信念)と文体のギャップが非常に面白く、折に触れて読み返す本になりそうだ。娘に一読を勧めるつもり。
気づき①:定義に「お金」の概念はない。お金は手段であって目的ではないからだ。
気づき②:「きちんと経営できているか」の自問自答はどんな場面でも有効 -
Posted by ブクログ
この本で言う経営とは、何かテクニックのようなものではなく、本来の目的を忘れるべからず、つまり人は他人と関わって生きる以上、何かを人から奪い取るのではなく価値を創造して共に生きるべきと言う、至極もっともな事を違うテーマを通して繰り返し述べています。
各章をだらだらと読んでしまうと、要するに同じような話が違うテーマで語られているだけに感じられて飽きてきてしまうかもしれません。
しかしこの本の各章の話は、多くの人にとって心当たりのある話でなないかと思います。
この本は、本来の目的を達成出来ない手段は意味がないばかりでなく、むしろ悪影響と言う残念な事実を改めて気付かせてくれました。 -
なんじゃこりゃー!!
めちゃくちゃ興奮してるんですけど!
興奮して解説とか考察とかあさりまくってます
なんだろう、モヤモヤが晴れるのと、なんか心にずっしり残る感じ
この本を面白いエッセイとして読んでる人って本当に読んでるんですかね
もちろん面白いし笑えるしあっという間に読めるんだけど、最後の章の「経営人なのである」のところ小便チビるかと思うほどシビレました(汚い)
なんだろう、俺たちが苦しい理由ってこういうことだったのかっていう驚きというか
パラパラ読みではなく一気読みで最後まで読むと全然イメージが変わります
普段自分はあまり本とか読まないんですがちょっとビックリです