馬渕磨理子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
投資における総合的な視点を与える良書。
ファンダメンタル分析とテクニカル分析の本を読んで少し投資を分かった気になっていたが、軽薄だった。
経済・金融の動きこそが全ての根底にあるとこの本に気付かされた。
日本経済だけでなく世界経済(特にアメリカ)が日本株に与える、甚大な影響とそのメカニズムについて一般人にも伝わるように工夫して書かれている。
これを読んだことで、経済関連のニュースで専門家の解説してることの意味が少しづつ分かるようになってきた。
分かりにくい部分の理解の助けとして、比喩表現で噛み砕いて伝えようとする著者の想いが諸所に感じられた。
ポエミーでありながら、事実を淡々と我々に突き付ける。投資、延いては物の考え方を根底から変える力のある本。
AIには創り出せない「著者(人間)の想い」が反映された、時を経ても廃れない傑作。
(しかしながら、投資/経済/金融系の基礎知識がない全くの初心者は途中で挫折する可能性が高いかもしれない。
脚注は豊富にあるのだが、どうしても分からない単語はあると思う。都度検索しながら最後まで読める初心の方はぜひ読んでほしい。
挫折し2度と本書を開かないことを憂慮する方は、それは余りに勿体無い良書なので、先に投資/経済/金融系の易しい入門書を幾つか経てから、読んで頂きたい。) -
Posted by ブクログ
初心者が全て理解するのは難しいですが、どういった指標があるのか、何を学んだら良いが分かる点が良いです。
指標の詳細はエミンさんの著書(世界インフレ時代の経済指標)で学習するのがおすすめです。
株の解説だけでなく、馬渕さんの考え方やお仕事についても記載されていて面白かったです。
⭐️学んだこと
•日経平均:PER12-16倍、相場が本当に壊れた時はPBR0.8倍が下値の基準。
•株価は日経平均の1株当たり利益と投資家の期待値(PER)で決まる。
バブル期PER70、2024年頃は17.5程度。
•投資をする際に見るのは利益。1株あたりの利益が成長していけば株価は上がる。
•デフレ脱却の定義
潜在成長率(日本0.7-1%)よりも低い短期、金利であれば緩和的な金利と言える。
•日銀は中立金利(潜在成長率+インフレ期待)を発表していない。2.5-3%?
○経済学派を知る
•古典派アダムスミス:経済には関与せず、自由な市場経済を展開する
•ケインズ:マクロ経済学の祖、財政金融政策&介入主義的政策
→今日のマクロ経済の元ニューディール政策
•新自由主義:フリードマン。マネタリズム(貨幣の供給量で経済の値も変化する)アダムスミスの自由法人の考え方をさらに徹底的に押し進めた。小さな政府。レーガン大統領
•ニューケインジアン:金融政策も財政出動もバランスよく必要。
•サプライサイド経済学供給を増やすことで経済を発展させると言う考え方。イエレン氏。国内への工場誘致。
→豊かになりきった社会の次なる経済として、成熟した国からは、供給側からプッシュして、雇用生み出し引き上げようとする理論。
•株価= EPS(earning per share)1株あたりの利益× PER (price earnings ratio)株価の収益率期待値
•PBR=株価/一株あたり株主資本
B/Sでみると、
=時価総額/株主資本(純資産)
•配当性向(%)=1株あたりの配当額/1株あたりの当期純利益 ×100
•トレンドはDOE
企業が何%を利益配分しているかの指標
dividend on equity ratio株主資本配当率。
DOE=年間配当総額/株主資本。
メリット:年ごとの業績に左右されにくい。
長期にわたって配当すると言うメッセージ
デメリット:ある年に突出して高い業績を上げても配当金額に反映されにくい。
•日経225:東証プライムに上場する銘柄から日経が選定した優良225銘柄の株価平均。1株単価が高い企業の価格に影響されやすい。
•TOPIX:プライムに上場する約2200銘柄の時価総額のインデックス株価指数時価総額が大きい企業の影響受けやすい。
•CAPM(資本資産価値モデル)を発表した。企業は、評価がワンランク高くなる傾向にある。
○株主資本コスト=リスク、フリーレート+ β ×リスクプレミアム
•株主資本コスト:株主が期待するリターン
•リスクフリーレート:リスクのない資産の利回り、10年者国債の利回りがよく使われる
• β:市場全体の値動きに対する株価の感応度、TOPIXが動いたときに、自社はどう動くかネットで公開されている。
•リスクプレミアム:リスクの上乗せ部分、国際よりどれだけ高いリターンを提供できるか、5%前後が多い
○景気を読むための指標
•GDP
①消費:個人消費はGDPの5割を占める
②設備投資
③輸出入
④政府支出
•日銀短観:
企業マインドの変化を示す
想定為替レート→予想139円、実際160円台なら上方修正が予測できる。
設備投資計画
•景気動向指数:今の景気局面を知る
•鉱工業生産指数:景気変動を先読み、GDPを先読み。
GDPに占める鉱工業の割合は20%あり、関連も含めると40%に登るため、日本経済の産業を広くカバーできる。
→さらに深掘り在庫循環図(経産省、毎月)
⭐️TO DO
•日経累進高配当株指数、しっかりインカム
毎年6月に銘柄更新
チェックする
•東証33業種、TOPIX 17業種
業種ごとにPERが異なるので、基準的なPERは把握する
•機関投資家は2000億以上の大企業を中心に投資するので、大型株の方が安全
イナゴタワーに注意
•ウォーレンバフェット氏は購入企業を見極める際に、企業の優位economic moatを大切にしている
日本語では経済の堀。
参入障壁の高さを表す
→この時点で銘柄選定する。
①無形資産とブランド価値
ex)コカコーラやディズニー
②乗り換えコスト
業務クラウドや医療機器等乗り換えが難しいシステムや物品を扱っていること
③ネットワーク効果
VISAカード等一度普及すると、他社が追随しにくい事業や仕組み
④コスト優位性
ex)コストコ、ウォルマート、マクドナルドなど、大量出店と大量生産
単店あたりのコストを抑えられる状態
⑤効率的な規模
地域限定で有力な企業や、部品限定で世界一の企業等
•在庫循環図をみてみる。
•IRに力を入れてる企業は株価伸びる。
→そういう企業を買う。
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日本一忙しい経済アナリストが開発! 収入10倍アップ超速仕事術
著:馬渕 磨理子
超速仕事術でまずやるべきことは
①自分の「軸」を持つ②仕事を「捨てる」ことである。
このループをとにかく高速で回す。気づくと人間関係が途切れず、自分のやりたい仕事が舞い込んでくる。
その上で目指すべきは、「自然体(ニュートラル)」になることである。その要素を普段の仕事におけるコミュニケーション術や時間術、メンタル術、資料作成術などに落としこみすぐ使える形式として以下の5章により説明されている。
①なぜかお金が舞い込む人の「コミュニケーション大全」
②また会いたいと思われるトップ経営者のすごい気づかい
③不安と上手に付き合い ビジネスに活かすメンタルハック
④時は金なりのスケジュール管理法
⑤自分を売り込む 超プレゼンスキル
仕事術本は多くあれど、本書はアフターコロナを代表する仕事術本となる。10年前多くの仕事術が発刊され、多くから学んできた。コロナを迎え、仕事に対してのスタンスや環境等も大きく変わった。表面的な考え方は大きく変わったものの、本質は変わらない。
本書はそれを含めた上で、本質を軸として持ちながら、現代の最適な仕事術を体系的に取り組みやすい形で提供してくれている。
仕事術を読み漁っていた10年前では見えなかったことも見えるため受け入れることができることが多い点はあるのかもしれないが、多くの人にとって受け入れやすい表現と行動に移しやすい形で紹介されており、インプットとアウトプットが近い位置関係で表現されている。
経済アナリストだけあり、自身を優良銘柄=推される人材になろうなど独自の観点からの提言も本書の考えの厚みにもつながっている。 -
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・感想:
馬渕さんの書籍初めて読みましたが具体的な活用イメージも含めて書いてあり、
大変参考になりました。
・Todo
高齢の人が聞き取れるくらいのスピードと声のトーン
中学生でもわかる言葉で話す
ネット、人から見聞きした情報ではなく自分の考えを話す。
★焦らない、焦らない、大丈夫、落ち着いて自然体で良いよ。
★以下のぶっ込みワードを有効に
ちなみに、〇〇さん(話を切る)
と、言いますと?
ええ、おっしゃる通りですね!
ええ、おっしゃるとおりですが?
ここまでの経緯をどうご覧になっていますか?
※話の切り出し、冒頭の質問で使う
つまり、〇〇(相手の言葉をおうむ返し)ですよね? それでは(次のテーマに進みたい)
ここまでのお話で〜(一旦今の話題を切る)
★初耳の言葉はその場でググる。
聞いたことない言葉はその場でググる。
知らない人はその場で聞く
★メモは社内で共有する。
常にメモ魔になる。
ここだけの話、〜についてはどう思うか?と振ってみる。
★セミナーや会議の質問は必ず一つ質問する。
★マネージャーは余計な介入はしない。
★私を主語にして相手の行動を促すようにする。
アイメッセージ
多くを語らない、余計な自慢話や武勇伝を言わない
気を使っていることを相手に気づかせない
したたかであることを最後まで相手に気づかせない
★レスをとにかく早くする
人に迷惑をかけた時の反省はGoogleカレンダーに書き込む
★コンプレックスはやる気を上回る
★緊張する前は手足をぶらぶらさせて。アー、アーと、喉も一緒に振るわせる。
★目標、ターニングポイント(ネガポジ要素をそれぞれ)、3つのシナリオを作る。
★以下の方のTwitterフォロー
後藤達也(金融、経済)
高橋洋一(政治、社会問題)
山口真由(コラム)
★異文化の人の意見や考えをよく聞く。
★プレゼンは必ず計画表を作って事前準備をしっかりとすること。
★TED動画を毎日1本見る
★美味しい言葉を必ず資料に盛り込む。 -
Posted by ブクログ
馬渕さんのHACK本という表現が正しいかはあれですが、
とにかく忙しい中でも
如何にターゲットを絞って注力するか?
注力するために何にどれくらいかかってるか?
何を優先すべきか?の軸を決める
といった当たり前のことではあるが、意外とやれてない
内容を提言してくれています。
作業時間の見積もり精度を上げるためのコツとかが
あれば良かったと思いましたが、自分もそうですが、
人一倍色んなことを経験し、都度振り返ってきたから
こそ、自分のペースが分かるものと思えるので、
簡単に身につくものではない!ってことなのかなあ
と思いました。
が・・・、確かにその通りだなと思うのと、
最初はがむしゃらに働くというのはあながち
間違ってないんじゃないかなと思った。
それにしても、改めて忙しい人だなあと感じました。
【勉強になったこと】
・人生にフルコミットするための条件
①大きな成果におごることなく、着実に。
②未来を意識しつつ、今やるべきことに集中。
③周囲に対する説明責任・気遣いも忘れずに。
④分かりやすい言葉と誠意をもって接すること。
これを全部やるのは結構ハードル高いと思います。
③の説明責任はまだしも誠意をもっても伝わらない
人に対しては、どうしても見捨ててしまいがち。
・話し方のコツ
とにかく以下を意識しておくことが重要。
高齢の人でも聞き取れるくらいのスピードとトーン
中学生でもわかる言葉
伝えるべきは自分の考え
・経営者のベースは「堅実&緻密」それでいて「大胆」
・人に伝えるときは「自分がこうしたい」という
アイ・メッセージで伝えるほうが動いてくれる。
・優れた経営者が総じて意識していること
①多くを語らない。余計なことを言わない。
②気を使っていることを相手に気づかせない。
③したたかであることを相手に気づかせない。
・マーケット・インとは
消費者が求めている内容に対して応え続けること。
反対に企業優先でサービスを提供することを、
プロダクト・アウトと言う。
コンサルタントも基本はマーケット・インの姿勢か。 -
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ネタバレ黒字転換2倍株投資。四半期ごとに買い場がやってくる。
四半期ベースで黒字転換する企業は3.7%。
時価総額は500億円以下がねらい目。
スクリーニングだけでなく、「黒字浮上」「黒字転換」などのキーワードでもチェックする。
マネックス証券
投資情報⇒スクリーニング⇒ツール⇒マネックス銘柄スカウター⇒ログイン。
10年スクリーニング⇒新規作成。
市場、業種は絞らない。時価総額500億円以下、四半期業績で営業利益と経常利益が黒字転換を選ぶ。
そこkさら、企業情報、同業他社情報、決算発表予定、今期進捗状況、通期業績推移を見て絞り込む。
継続的な赤字からの転換。黒字が伸びている。四半期の進捗率が上回っている。
バイオとゲームはさわらない。業績が読めないから。
20~30銘柄のチェックリストを作る。
テーマ株、PER、PBRをチェック。IR情報の内容をメールで問い合わせる。
売買のタイミングはテクニカル分析で。
「ビジネスは先に怒った方が負け」
決算短信を見る。経営成績、キャッシュフローの状況、業績予想。
マクロ経済の情報収集法
野村総合研究所のコラム木内登英のグローバルエコノミー&ポリシーインサイト。
第一生命経済研究所の永濱利廣経済調査部主席エコノミストのレポート
ニッセイ基礎研究所の金融経済レポート。 -
Posted by ブクログ
「高速勉強法」とはあるが、別に各段早くなるわけでもない。タイトル詐欺である。
ただ、書かれている内容はとてもベーシックな内容であるが故、著者の真面目な性格が感じられて自分的には好印象だった。
著者の勉強法に関して要約するなら次の2点。
①基礎を大事にする
②的を絞って勉強する
①基礎を大事にする⇒専門用語に対して頭に入れるだけではなく、図などを使用してわかりやすく説明できるレベルまでもっていく。そうすることで初めて、他人との差分が生じる、ということ。その通りだと思う。
②的を絞って勉強する⇒闇雲に勉強するのではなく、何に困っていて、何を解決したいがために勉強するのか、ということを意識。そのために「推し」の同業者を見つけ、効率よく知識を吸収しましょう、ということ。こちらもその通りと思う。
著者は金融系アナリストなのですべての業種に通用しない(または、やっても学習効率が上がらない)ことが多々ある。
例えば、雑誌に目を通すなどは、トレンドを読まなければいけない金融業界なら必須だが、日々それほど大きな動きが起こらない製造業などなら、書籍でまとめて勉強してしまってもよい気がした。
個人的に面白かったのは、勝間和代さんとの対比。
二人は結構に多様な立場にいると思うが、主張が異なるところもある。
例えば勝間さんはゴルフを強く勧めているが、著者はゴルフ否定派。
お酒もほとんどの先ず、早く家に帰ってとっとと寝てしまう、みたいな感じ。
どちらがいいとは言えず、やはり自分のスタイルに合わせて環境を構築していくしかないという結論になる。