小浜ユリのレビュー一覧

  • 時間割のむこうがわ

    Posted by ブクログ

    6年生の子供達が主人公の短編集。どのエピソードもちょっと切なく、でも最後はハッピーエンド。
    人と人との間に生まれる温かいものを見事に表現した、とても良い本だった。子供達に読んで欲しい。

    0
    2025年03月22日
  • むこうがわ行きの切符

    Posted by ブクログ

    同じ小学校の同級生それぞれが、むこうがわ(過去や未来)を体験するふしぎなお話の短編集。
    ほっこりとするエピソードが多い中、ぞくっとするお話もありました。
    個人的には「ふしぎな切符」が好きです。

    小学校高学年におすすめ!

    0
    2021年05月05日
  • 時間割のむこうがわ

    Posted by ブクログ

    「わたしの中の…」という話で、わたしが夢で見たことが、見た後に現実になっていたので、こわい話です。少しぞくぞくするけど、おもしろい本です。

    0
    2017年03月01日
  • 時間割のむこうがわ

    Posted by ブクログ

    杉田さんの表紙からもっとファンシーな話かと思った。
    高学年から読めるけど侮れない内容。
    最初の話でドキドキした。
    人の醜い心を幾つか切り取っておられる。
    たとえば向こうに非があっても、相手を傷付けたり、不幸を願っていいのか、と。

    最初の話は怖いが後半ほどマイルドに。
    基本グッドエンドでも時々ぞっとするのは勘繰り過ぎたからか。
    ぼやかして終わってもいいところうまく書き上げた。good!
    わたしの中の……、たっちゃん、ネコの声、体育館の海、先生のつばさの5編。

    0
    2014年12月09日
  • 時間割のむこうがわ

    Posted by ブクログ

    同じ教室の子どもたちが、ひとりひとりその立場に立って語る形式。「12歳たちの伝説」に似ている。話も楽しかった。

    0
    2014年08月04日
  • 時間割のむこうがわ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    6年生になって、いじめられるようになった。はじめはくだらないことだった。それまでいじめられてた女の子がいて、「あの子、ムシしよう」って言うから「そんなのイジメと同じじゃん」って言ったら、いつの間にか私がシカトされてた。それまで仲がよかったみんなが、サーっとひいていって、イジメはだんだんひどくなっていった。靴や体操服を隠されたり、教科書に油性ペンで落書きされたり。でも、私も夢を見るようになった。イジメ主犯格の元親友、麻里ちゃんの教科書を糊でつけたり、体育の時間に跳び箱でヘマさせたり。そしてそれは、次の日ほんとうにおこるのだ!ある日、とうとう私は彫刻刀で麻里ちゃんを刺す夢を見た。そんな、バカな。麻

    0
    2012年03月29日
  • 時間割のむこうがわ

    Posted by ブクログ

    誰もがもっている、いろいろな悩み。それは子どもも同じで、子どもだからこそ誰にも相談できず、一人で抱え込んでいる・・・ちょっとしたきっかけで、子どもたちはその悩みを克服していきます。
    短編集だけど、大きなひとつのストーリーになっていくお話。高学年の男の子にも女の子にもぜひ読んでもらいたい作品。

    0
    2011年03月03日
  • 時間割のむこうがわ

    Posted by ブクログ

    久々に個人的ヒット作品。

    岡田淳さんみたいな読みやすさ親しみやすさがあります。
    私がとくに好きなのは、4つめの「体育館の海」のお話。
    ああああ!こういうの大好き★

    猫とお話できる女の子の話もよかったね。

    0
    2011年02月16日
  • 時間割のむこうがわ

    Posted by ブクログ

    6年生になって、ちいさなきっかけからいじめられるようになった「わたし」。いじめている相手に仕返しをする夢を見た次の日、夢と同じことが起こり…。少し不思議な連作短編集。予知能力(?)、幽霊、宇宙人、桜の精などが、子どもに小さな勇気を与えてくれる物語。

    0
    2010年02月02日
  • むこうがわ行きの切符

    Posted by ブクログ

    「切符」を手にして過去や未来に行く子どもたちのオムニバス。これを読む子どもたちは人生10年ほどしか生きていないのですが、この本では遠い未来や過去に主人公の子どもたちがタイムスリップし、彼らと関わり深い人々の過去や未来を垣間見ます。「むこうがわ」とは過去や未来のことを表しつつも、現在目の前にあることからはわからない、子どもの想像力の「むこうがわ」を表しているようにも思います。この本自身が、子どもたちの想像力を広げる「切符」となり得るのかもしれません。

    ただし、この本はそうやすやすと子どもたちを「むこうがわ」に行かせてくれません。何せ、「『切符』を使って過去や未来に行かないと自分と関わりのある人

    0
    2013年05月08日
  • むこうがわ行きの切符

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    時を超えてどこかに行けるなら、迷い込んでしまったら・・・どうする?5つの不思議な連作短編集。

    押し入れから出たら、知らない家に知らない子ども。でもそこは、同じ家で、時だけが昔にもどっていたのだった。一緒に遊んだ女の子は、実はおばあちゃんだった?!
    冒険するつもりが、迷子に。知らない街で出会った、ハンバーガーのおごってくれたおじさんとは・・・。
    失敗したことをやりなおせる、時間をさかのぼることができるブレスレット。でも、時間をさかのぼりすぎると大変なことに・・・。
    魔女の屋敷ですごした幸せな時間。魔女などいない、優しい家族たちの姿・・・けれどそれは・・・。
    会ったことのない本当のお父さんだけど

    0
    2012年08月11日
  • むこうがわ行きの切符

    Posted by ブクログ

    「むこうがわ」へ行ける切符って、ファンタジーなワクワクする話ばかりかと思いきや、何だか怖い話も。
    不思議にであったとき、まっすぐな心でそれにこたえないと、自分にはねかえってくるということでしょうか。
    5つの話がほんの少しずつつながっていて、ニヤリとしたり、違う話のその後が見えてホッとしたり。
    暖かいもの、苦いもの、いろんなものがまじっていて、不思議な感じで楽しめます。

    0
    2012年03月05日
  • むこうがわ行きの切符

    Posted by ブクログ

    未来や過去にいける切符                              短編集で読みやすい おもしろい!

    0
    2011年10月15日
  • むこうがわ行きの切符

    Posted by ブクログ

    好きな場所に行ける切符…。夜店でおまけにもらったけど、そんなことうそだと思ってた。イマからミライへ。ほんの冗談のつもりで願ってみただけだったのに…。過去か未来に行ってしまう、ちょっと不思議なお話集。
    あなたならどこへ、いつの時代へ行きたい?

    0
    2013年07月22日
  • むこうがわの友だち

    Posted by ブクログ

    『時間割のむこうがわ』シリーズなのね。


    ちょっと頼りない森川先生が担任の6年1組。六人の生徒たちの、ちょっと不思議な連作短編。

    「紫音ちゃんとわたし」
    やさしかったお友達の、こわいささやき。
    「かめきちじいさん」
    捨ててしまったカメによく似たおじいさんに会った。
    「お母さんは人魚姫」
    あたしのお母さんは人魚です。今は海に家出中。
    「ぼくはきえたくない」
    テニスをやめなかったら、ぼくはあの子になっていた?
    「ミズキとアオイの話」
    一人多いのは、うちのクラスのいたずらな学級わらし。
    「白いありがとう」
    学級わらしなんているはずない。いるはずないんだ。

    0
    2016年08月07日