アレックス・マリーブのレビュー一覧

  • ムーンナイト/影

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    細かいところだけど、マイナーキャラの個人誌で描かれるアベンジャーズの面々のセレブ感がおもしろい。ジェシカ・ジョーンズに出てくる「愛人宅で事をすませたあと、冷ややかに部屋を出て行くキャプテン・アメリカ」とか。本作も、キャプテン・マーベルが、エコーやムーンナイトを雑に扱うシーンが最高だ。もちろん、お話自体もとても面白いので、ぜひ読んでほしいところ。

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    2019年07月23日
  • ムーンナイト/光

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    ムーンナイト。元傭兵の多重人格者。挙動不審で、頭の中ではいつもキャプテンアメリカとウルヴァリンとスパイダーマンが会話している。このデッドプールの偽物みたいなキャラクターを、シリアスに掘り下げたのが本作だ。

    ムーンナイトは特別な力があるわけではないし、ガジェットもチープ。ウェブシューターやウルヴァリンの爪の偽物を、元シールズのC級エージェントに作らせるのが関の山だ。本作での敵はカウント・ネフェリア。大物ヴィランといっていいだろう。ムーンナイトは狂気のような使命感で、はるか格上のA級ヴィランに立ち向かっていく。

    ムーンナイトは、自分の憧れたヒーロー(頭の中にいる3人)をまねた「ヒーローごっこ」

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    2019年07月26日
  • ムーンナイト/影

    Posted by ブクログ

    『ムーンナイト/光』に続く後編。ヒーローとして大物ではないムーンナイト…しかも精神に問題を抱えている…が、超大物ヴィランに挑んだことによる功罪を見事に描き切った印象。キャラ設定から考えて描くのが非常に難しいところだと思うが、うまい落としどころに持っていったと思える。
    バックのムーンナイトを変だと思いながらビジネスとしてしっかりつき合ってサポートしてあげる関係性も魅力的で、読んでいてとても楽しかった。
    「エイジ・オブ・ウルトロン」にもつながる辺り、印象深い一冊だと思った。

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    2017年04月30日
  • ムーンナイト/光

    Posted by ブクログ

    精神を病んでいるビジランテ、ムーンナイトの西海岸でのほぼ単独の活躍を描いた一冊。スーツを着た自警団行為に病理を見出す、というヒーロー史における衝撃的な見解を形にしたようなキャラクターなので、本当に現代社会にこんなヒーローがいたらどんな扱いを受けるのか、なんてことを考えたりできる。病理の描き方がヒーローが精神世界で意見してくる、という形なので、そこが葛藤にもつながっていて非常に読みごたえがあった。
    ただそのあたりが厄介、という描き方が中心になってしまうので、もう少し普通にヒーロー的な活躍、傭兵として良い部分も読みたかった気持ちもある。気持ちとしての善性は描かれているが、それだけでは物足りないか。

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    2017年01月08日