池田良子のレビュー一覧

  • 実子誘拐ビジネスの闇

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    ネタバレ

    これこそ日本の闇。何が日本の闇かって、知らないだけでこれが普通の日常であるという事実。目からウロコというか、常識では考えられない世界が、当たり前のように身近に存在していることを思い知った。
    はたして、一般人のどれぐらいが「日本は世界最大の拉致国家」であると認識しているのだろうか。
    そして、クレサラ問題の次に法律家が狙っているのが実施誘拐ビジネスと、認識している人はどのくらいいるのだろうか。


    ・「連れ去り」は無罪。「連れ戻し」は誘拐犯
     2005年12月6日の最高裁判決が諸悪の根源。「母親の監護下にある二歳の子どもを別居中の共同親権者である父親が連れ去った行為は略取行為に該当し、違法性も阻却

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    2021年08月29日
  • 実子誘拐ビジネスの闇

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    余りにも衝撃的過ぎて、本当に現実の出来事の話なのかと信じられない(信じたくない)ような内容でした。

    司法の世界に疎く知見も無いため全部が全部鵜呑みにはできないですが、それを踏まえたうえでも現代日本社会の"闇"とされる一面について熟考する良い機会となりました。

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    2025年05月27日
  • 実子誘拐ビジネスの闇

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    きっつ。

    離婚に伴う親権者の指定、共同親権が認められてない日本では、ハーグ条約加盟国から名指しでしばかれてるのは知っていた。
    でも、考え方もあるし、何も出羽守でもないしと思ってたんだが。

    いやー、全然甘かった。

    実態を言えば「先に誘拐した方が勝ち」。
    それに最高裁がお墨付きを与えた。
    単に法学論からであればまだ救いがあるが、そこに、「人権利権派」弁護士達が絡んでいる。

    子供を取り上げるために、あらかじめ相手をDV加害者に仕立てるための物語を作り、それを証拠にして、親権を勝ち取る。

    養育費から長期にわたって、弁護士費用を受け取るスキームを作り上げる。

    松戸事件では、そのスキームが一審

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    2023年08月30日
  • 実子誘拐ビジネスの闇

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    知っている人は知っている事実。
    裁判所の機能不全が暴かれる。
    共同親権を採用していない国は、日本と北朝鮮
    弁護士事務所が儲ける構造は事実である。
    試しに離婚相談無料の法律事務所に電話したらわかる。
    配偶者の勤務先を聞いて判断している事実を知ることになる。

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    2022年07月14日
  • 実子誘拐ビジネスの闇

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    夫婦間の争いを食い物にする政財官の「実子誘拐ビジネス」を告発するノンフィクション。

    子供の「連れ去り」は無罪、「連れ戻し」は有罪。ハーグ条約に反して共同親権に反対する人権派弁護士、さらにその背後の裁判所と日弁連、法務省の癒着などに踏み込んでいく。
    司法は中立で正義というイメージが大きく崩れる。

    養育費や児童扶養手当まで利権に仕様とする弁護士、天下り先を作る官僚など、どこまで事実か割り引く必要はあるが、興味深い。

    報道を見て事実を考える上で重要な視点を与えてくれた一冊であった。

    筆者のプロフィールがあまりに少なく信ぴょう性にかけるのがちょっとマイナス。

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    2021年10月28日