マイケル・ソントンのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ハーバード大学で学び、イェール大学で教鞭を執る歴史学者のアメリカ人の著者が
水戸に興味を持ち、水戸の歴史である、江戸時代の水戸藩視点から幕末・明治初期
にかけて紐解く一冊。
水戸藩2代目藩主で、徳川家康の孫にあたる徳川光圀を前半に据え、
水戸藩の成り立ちや、弘道館や大日本史などを綴り、
後半は、幕末の江戸水戸藩での藤田東湖や徳川斉昭に徳川慶喜など、
歴史好き、江戸幕末好きには聴き馴染みのある面々と水戸、主に茨城県の
県央地域を主とした、現代につながる明治時代、天皇主権復活までが書かれている。
水戸藩士による桜田門外の変なんてのも有名かと思う。
藤田東湖の息子が属していた天狗党の墓が茨城県鹿行地域にあるのは、
有名じゃないかもしれませんが、歴史好きには知っておいてほしいですね。
歴史好き=幕末の江戸幕府や維新志士 とか、
歴史好き=戦国時代 っていう人が大半を占める中で、現代につながる歴史に
大きくかかわったのが、水戸藩であることをこの本を通じて知ることができるし、
知ってほしい。
個人的に、この本を読んだ人には、手塚治虫の「陽だまりの樹」という漫画および
アニメ作品をオススメしたい。
主人公は、あくまで架空の人物であり、手塚治虫の先祖を
登場させていますが、歴史の流れや登場する人物たちが史実を描き、
フィクションとノンフィクションを織り交ぜた、幕末の物語になっています。