版元の特設ページにあった冒頭コミカライズサンプルの絵師さんが好きな方だったことがきっかけで手に取った本。
読み終わって1ヶ月も経った今でも振り返るとああ良いお話だったなあと思える。じわじわ沁みてくるタイプの作品。
予想してたよりもファンタジー色薄めで地に足がついていて、優しい人ばかりだけど決して味方ばかりというわけでもない。明るく陽の差し込むような話ばかりでもないけれど、全体的に印象は穏やか。こちらとあちらのあわいが緩やかに溶けている。まさに黄昏。バランスが絶妙な感じ。キャラクターの魅力もあるのかな。
続きが出たら読みたい。