小松礼雄のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
私はモータースポーツが大好きだ。特にF1は最高である。そんな最高の世界でチーフレースエンジニアを務める日本人がいる。著書の小松氏だ。氏の目で見たF1の世界が赤裸々に語られる。テレビや雑誌記事からは伝わらない、F1で本当に面白いところを熱く語ってくれる。レースという仕事やセッティングの難しさ、タイヤの使い方など深く実態を見せてくれる。そして、若い人向けのメッセージもあり、生き方を再考したくなるほどガツンときた。こんな本を読みたかった。これからのF1観戦は裏方の仕事も含めて楽しく見られる。生まれ変わったら絶対にF1などモータースポーツの世界で生きていきたい。そう思わせるくらい心に残る本だ。
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Posted by ブクログ
ネタバレセッティングとは、そのドライバーが本当に速く走れる車を作ること。
1.ダウンフォースとドラッグの妥協点
2.車高を空力とメカニカルグリップから決め、
一定の設置感に
レースエンジニア :ドライバーとクルマのまとめ役
パフォーマンスエンジニア:データからのアドバイス
コントロールエンジニア :制御系セッティング
現場60人がレギュレーション
ファクトリー含め
最小のハースで200人、大チームは1000人
シミュレーター
シャシーが3次元に動き大型スクリーンでコースを再現
前日に可能性あるセットアップをすべて試す
実テスト規制:シーズン前/中/後で8/4/2日間
実走行では風の変化でセ -
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Posted by ブクログ
Formula1の世界で日本人として初めてF1チームの現場監督に抜擢された小松礼雄さんによる著書。
F1を観はじめてからレース展開やF1の裏側についてもっと知りたくなった時、この本に出会った。Formula1の世界で日本人エンジニアが何を考えてチームの中枢を担う"現場監督"のポジションにいるのか、を初めて知ることができた。F1の世界は奥が深く、まだまだ愉しさが隠れていることを感じることができた。
世界中から集まった優秀なエンジニア、ドライバー、メカニックが集うチームでどのようにコミュニケーションを図り、信頼関係を構築してきたのかという点についても経験談を元に詳しく記され