松任谷正隆のレビュー一覧
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松任谷正隆(1951年~)氏は、東京都生まれ、慶應義塾幼稚舎・普通部・高等学校・大学文学部卒。4歳頃からピアノを習い、大学時代にはキーボーディストとしてプロのアルバム制作やライブに参加。1973年に細野晴臣、鈴木茂、林立夫とキャラメル・ママを結成し、その後ティン・パン・アレイに移行するとともに、アレンジャーとしての活動も始める。1976年、荒井由実と結婚。キーボーディスト、アレンジャーのほか、音楽プロデューサー、作曲家、モーター・ジャーナリスト、タレント等として幅広く活動。
本書は、読売新聞(夕刊)の「マナー」に連載されたエッセイをまとめたもので、2021年に出版、2024年に文庫化された。
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タイトルがまず笑える…文庫新刊のコーナーで見つけて購入。大スターのユーミンのご主人ってどんな感性の人なんだろう。非常に興味深かったが、至って普通の感覚を持った方でした。
生活における様々な角度からマナーを面白おかしく論じ、今回の文庫化にあたり、特別に書き下ろした2編も加えている。しかしトイレがらみのお話が多い気がする。また、どうしても『かみさんが…』と書いてある部分がユーミンのことかと気になって仕方がなかった。
ランダムに『へぇ』と思ったこと。
・ユーミンは休みの日に電動ママチャリに乗っている。(ステージでは象に乗っているが)
・正隆さんはスイカやメロンの食べ終わった皮はすぐ捨てると臭うの -
Posted by ブクログ
その昔、若かりし頃、ユーミンの音楽が好きすぎて、ユーミンにまつわるありとあらゆる情報を手に入れようと頑張っていたことがあった。
勢いあまって夫である松任谷正隆さんの深夜番組カーグラまで見てしまったことがある。あれはインターネットのない時代の、精一杯の推し活であった。
そんなわけで、このエッセイもユーミンのこと書いてあるのかなという期待で読んでみた。期待通りユーミンが登場した時は嬉しくなった。うん十年前の私なら10回は読み返したかもしれない。
とはいえ、このエッセイはユーミン以外のエピソードも面白く読みやすく、さくさくと読める。最後の方にジェーン・スーさんとの対談か収載されているが、「男女 -
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洒落の効いたタイトルに惹かれて取った一冊。
本書は筆者である松任谷正隆の日常で起こったことを1話3ページ程で綴った短編集。
内容はタイトルのとおり、
「おじさん(おじいさん)」であることを自覚している筆者が世の中の価値観などの変化に翻弄されながらも、それを受け入れながら日々アップデートしていく様を描いている。
人間は年を重ねるほどに排他的になり、
「周りの変化は自分にとっては不要。自分はこのままで良い」
「昔は良かった。今は云々、、、」
といったようなケースに陥りがちだ。
自身への戒めとして、
いつまでも新しいものを受け入れるスタンスを持って自身をアップデートし続けていかなければ淘汰され