小俣剛貴のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
私が「フロー効率」という言葉を知ったのは、 @i2key さんのスライドからだった。
その参照元である「This is Lean」がついに日本語訳された。
一次ニーズが満たされないことにより発生する二次ニーズ。ふと立ち止まって考えると、我々が日々汗水を垂らして時間を費やしている仕事は、大半がこの二次ニーズを満たすことに終始しているのかもしれない。
元本を返済することができず延々と利子を支払い続けるリボ払いのようなもので、そんな仕事と「ブルシット・ジョブ」の間にはあまり距離がないように思える。
リソース効率が悪なわけではなく、時と場合により重視する効率のモードを変えること。リーンでは、原則とし -
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Posted by ブクログ
ネタバレリソース効率とフロー効率について日常生活で起こる出来事を例えに説明していてわかりやすかった。その上で、現在の企業ではリソース効率を重視するあまりにフロー効率が悪く、企業視点ではうまく運営されているように見えても本来主眼を置かれるべき顧客からすると非常に問題のある状態であることが書かれており、フロー効率を目指すために目指すべき価値体系をリーンと呼ぶと理解した。
リーンとはつまり、ツールやメソッドの集合体ではなく根底にある価値「無駄を省く」をもとに原則、メソッドと波及されていくべきものであって、メソッドを取り入れただけで「これがリーンだ」とはならない。
また、「リーン」ができている状態も一律的に評 -
Posted by ブクログ
■フロー効率
特定の期間にどれぐらいのフローユニットが処理されているのかを知る尺度となる。この場合の期間とは、ニーズが特定されてから、それが満たされるまでの時間のこと。
■リーンの中核となる原則(「リーン生産方式が、世界の自動車産業をこう変える。」)
1 チームワーク
2 コミュニケーション
3 リソースの有効利用とムダの排除
4 継続的な改善
■新しい5原則(「リーンシンキング」)
1 最終顧客の視点から価値を決める
2 価値の流れを理解し、価値をもたらさないステップのすべてをなくす
3 顧客までの製品のフローを円滑にするために、価値を生む残りのステップの流れをよくする
4 フローが確