髙田亜樹のレビュー一覧

  • つながり過ぎた世界の先に

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     Audibleにて。
     陰謀説が流行るのも、ステレオタイプ思考が表に出てくるのも根は同じなのかもしれないな。未知のもの=予測がつかないものは不安だから。同じ人間がやってる=「悪意」と解釈すれば、まだ想定の範囲内。その方が相対的な不安感は下がるのだろう。
     人の脳は予測とその結果のズレによって自己に含まれるか、そして安全な環境かを判断している。同類の人間が抱いた悪意なら、パンデミックも世界の終焉も腹は立つけど仕方がいない…ということかな。反射による恐怖の処理だ。それくらいには追い込まれているからそうなる。

    一方で、パンデミックはチャンスだったのかもしれない。「怖いのは分かる。でもだからこそ反

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    2024年05月08日
  • つながり過ぎた世界の先に

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    先だって読んだ本「人生百年の教養」に著者の亀山郁夫先生がこの本から「幸せになれるゾーン」が人間にはあると引用していたのでマルクス・ガブリエルの「つながり過ぎた世界の先に」を読んでみた。
     最終章に「人には幸せになれるゾーンがある。ゾーンは人によって違う。このゾーンをみつけられたら、それは自分の運命。そしてその運命が幸せをもたらす。」と書いてありました。
     パンデミックはじめの頃書かれた本ですが、トランプ大統領の政策 コロナ対策、外交、経済など間違ってなかったと論じてます。コロナがなければ選挙に勝っていたろうと言ってます。マスコミが彼を悪役にしたてたと。ガブリエルはメルケル首相は世界最高の指導者

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    2024年01月16日
  • つながり過ぎた世界の先に

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    マルクス・ガブリエルは注目している知識人の1人なので、本書も手に取りましたが、とても満足しています。この手のインタビュー本ですと、内容がかなり薄くがっかりすることも多々あるのですが、さすが哲学者ガブリエルです、インタビュー用にわかりやすい言葉を使いつつ、かなり深いことも多数盛り込んでいました。ガブリエルは本書の中で「倫理資本主義」こそ我々が今後目指すべき道だと主張します。そしてこれは名称にもあるように資本主義と両立する、つまり今の資本主義の方向を修正すれば可能だというわけです。

    倫理資本主義に向かうかどうかのカギを握っているのは「危機」です。実はガブリエルは、危機が生み出す全く異なる2つの推

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    2023年05月06日
  • つながり過ぎた世界の先に

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    星が足りない。本物の天才が哲学で社会を語る。思弁性とプラグマティズムのアウフヘーベンはこうすれば良いのか。著者のウィルバー理解を聞いてみたい。

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    2021年07月13日
  • つながり過ぎた世界の先に

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    落ちぶれたマスメディアからは発信されないであろう事柄、倫理観に基づく洞察、偏りすぎていない確固たる主張。
    総じて勉強になることが多かった。

    トランプ支持者ではないものの、昨今のトランプ批判には疑問を抱いていた。しかしこの本の中でトランプの功績について触れられており、そこが特に、この本を評価した点。

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    2021年05月09日
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    考えを整理するとき、哲学者の助けがあった方が良いケースはあるのだと思う。マルクス・ガブリエルは分かりやすく噛み砕いて、自分の考えを伝えようとする宗教者のようだ。

    倫理資本主義とは「“人と社会にとってよいこと”を判断軸とした資本主義」のこと。
    社会性と経済的(儲け)を高いレベルで両立した経済のあり方とも言える。
    ここで言う「社会性」とは、儲けの前に、まず人の幸せを本気で考え、顔の見える他者を想像する倫理性を持つこと。

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    2023年10月07日
  • つながり過ぎた世界の先に

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    この本が特に印象的だったのは倫理的価値と経済的価値は同意であると話してるのは本当に印象的でした。
    twitter含めてなんですが、近年、本当に倫理的に考えて発言しなくなってる事に危機感を覚える。
    また、企業も含めて本当にひどいなと感じます。
    改めて倫理の重要性を感じました。
    特に恋愛、仕事、婚活において!
    倫理と経済
    これは今後大事だと感じさせる本です。

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    2023年09月23日
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    科学に関するところは怪しすぎたのですが、後半はとても良い内容だった気がしました。
    ステレオタイプによって他者を判断することは非倫理的であること、対話が必要であること、SNSが我々に自己を与えていること、などのところはかなり興味深く感じました。
    この辺りは不必要に自己の属性についてSNSを通して自ら確定してしまうというのは実際に感じるところで、他者に対する属性化も問題だとは思っていたのですが、反面自己を不必要に規定してしまうことが生きづらさを生む温床となってしまうのを感じました。
    交友層の偏りがかなり出てるように見えるので自分がもっと広く対話したらどうかなと思いますし、哲学者を雇うべき的なところ

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    2023年09月12日
  • つながり過ぎた世界の先に

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    哲学者マルクス・ガブリエルへのオンラインインタビューをまとめた1冊。インタビューということで、全体的にややまとまりに欠け、同じ話題が何度も出てきたり、突然、違う話になったりもしてややわかりにくい印象。
    これまでの資本主義では、環境危機には対応できず、人類が生き残るためには、倫理を重視する倫理資本主義を成立させることが必要だという。
    薄い新書1冊で理解しようとするのはちょっと無理があるかな。

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    2022年07月01日
  • つながり過ぎた世界の先に

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    話題の一冊
    勉強になった、倫理というものがなんとなくわかった気がする
    倫理と経済を重ねるべき、利益の一部をアフリカ支援するなら値上がりは歓迎される
    ウイルス学者に政治をやらせるべきではない、専門が違う、無生物相手の学者が政治戦略出来るわけがない
    量から質へ、統計が全てではない、出版社でただ読書する人を雇うと本当に良い本が厳選される

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    2022年05月17日
  • つながり過ぎた世界の先に

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    数字だけを見せられて流されない。数字においても質と量の話が重要になってくる。
    古代を見直し、SNSと付き合いながら、どう持続可能な社会を形成していくのか、SDGsを達成していくために今私たちはどうあるべきなのかを問われる一冊

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    2022年05月28日
  • つながり過ぎた世界の先に

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    哲学者からコロナ後の世界がどう見えているのかを知れました。面白かったです。

    まず印象に残ったのは倫理資本主義の概念でした。経済システムは維持した上で評価基準を倫理的に変えていく必要があるとのこと。
    企業内に哲学課を置くのは斬新なアイデアだと思いました。是非実現されてほしい。
    ただ、個人的にはそれだけでは完全に持続可能が実現できるか微妙だと思ったりはします。

    また、統計的世界観に陥ることへの危機も理解できました。ウィルス学者に政治を任せると、どうにもならなくなると、そりゃそうだなと納得しました。
    また、感染者数を出してる側も、受け取る側も数字が何を意味するかを理解していないという指摘も刺さり

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    2022年01月25日
  • つながり過ぎた世界の先に

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    ネタバレ

    ·量的思考よりも質的思考
    ·哲学がもたらす、倫理的な方向性
    covid19によって不意に訪れた、考え方のリセット
    実はこれ自体が本当のニューノーマルといえるかもしれない
    統計による効率化で進んできた今までの世界
    これよって引き起こされている環境破壊や格差、貧困
    とはいえ実は人間は質的思考(快樂)も楽しみながら暮らしているので、この側面を大切にした考え方を増やしていければと思う。
    トランプや中国に対する著者の意見も新しく、刺激を受けた。

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    2022年01月16日
  • つながり過ぎた世界の先に

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    これからの世界は倫理が大切なんだと強く訴えていました。今までの普通の生活でさえ見直さないといけないかもしれませんね。そして全世界の全ての大企業が倫理的な考えで仕事をするようにしていかなければならないということですね。でも少し気になるのは、動物倫理や自然倫理はどうなのかがこの本にはあまり書かれていなかったので、次回はそのあたりの話で哲学してほしいですね。ガブリエルさんはとても強い主張内容でした。考えること、知ること、はホントにワインを飲む営みと同じ、心地の良いものですね。ありがとうございます。

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    2021年12月22日
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    日経サイエンス(2021年12月号)ブックレビュー特集の、「人と社会と自然をつなぐ科学」という題で、総合地球環境学研究所・谷口真人さんが推薦されていたので、さっそく買って読みました。
    「倫理資本主義」が広がるかどうかは??...ですが、とても為になる内容でした。

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    2021年11月16日
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    マルクスガブリエルさんの考えはとても面白い。今まで読んできた哲学者の本と違って、自身の考え、現時点での答えを明確に述べていることが違う気がした。どの哲学書を読んでいても、答えは結局わからないといった感じになるのだが、ガブリエルさんの本では一つの道標が表されていて、とりあえずそれを信じてみたくなるし、そうすることで自分自身の生きる意味を見出せる気がするからだ。

    この本ではパンデミックによってあぶり出された様々な繋がりについて解説されていた。
    国と国、SNSなど。
    特にSNSは自分が元々持っていなかったはずのアイデンティティを押し付けてくる。そして、押し付けられた誤った自己概念に基づいて行動する

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    2021年09月16日
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    インタヴューをまとめたもの、ということで、読み易いしわかり易い。

    倫理資本主義が成り立ってほしいし成り立ったらいいなと思うけど、実際に成り立つかと言えばどうしても懐疑的にならざるを得ない。
    トランプの評価がちょっと意外だった。

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    2021年05月16日
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    気鋭の哲学者がコロナ禍を、その後の世界をどう見ているのか。
    うなずいたり、そんな考え方もあるのかともうを開かれたり。

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    2021年05月15日
  • つながり過ぎた世界の先に

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    日本はコロナ対策に成功しているという文脈はハテナだったり、トランプが優秀な政治家てあったというのは腑に落ちなかったが、それでもコロナ後の世界について正確な洞察でとても面白かった。
    ウイルス学者に政治を決定させてはいけないというのは本当にその通りだと思い、政治家やトップは本書を読んでリーダーシップをとってくれればと切に思った。

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    2021年05月08日
  • つながり過ぎた世界の先に

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    著者に2020年夏〜秋の終わりくらいかにかけてインタビューをしたものをまとめたインタビュー本。
    一貫して倫理的に正しい社会を目指す「倫理資本主義」について説明している。搾取の資本主義は誤りであると主張し、倫理的な労働とはなにかを定義しているし、具体例もあげている。
    いまこそ私たちが産業革命時代の強制労働の歴史を見ると、なんてひどい環境なんだと思うけど、100年後の未来から21世紀前半を振り返ると、なんてひどい世界だったんだと言われているのかもしれないなと思った。

    SDGsだ、持続可能な世界だと言われて、グレタさんが出てきた時、なんてこそばゆい言葉が並ぶんだろうと批判的な気持ちもあったが、今は

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    2021年04月30日