スティーヴン・スポッツウッドのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
女性バディ物が読みたいな、と思ってたので嬉しい一冊。全編、女性たちの絆が物語を動かすので「女の敵は女」など如何に前時代の言葉か思い知らせてくれる。
進行性の難病を抱えた女性探偵ミズ・ペンテコストと元サーカス団員の新人助手ウィルが難事件に挑む。聞き込みや資料収集、ピッキングで侵入しての証拠集めと地道な作業で事件解決に進むミステリーが好きな人にオススメだ。
推理小説であると同時に、作品の底にマイノリティや社会と戦わねばならない人々への温かい視線を感じさせる点も評価が高い。ウィルの回想として描かれているので、登場人物たちの今後――とりわけラストで明らかになる黒幕との戦いがどうなっていくのか、次回 -
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