蓑手章吾のレビュー一覧
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蓑手章吾:子どもが自ら学び出す!自由進度学習のはじめかた
いつも大変お世話になっている方で、考え方も話し方も子どもたちとの接し方もすごく温かくて大好きな先生の一冊。手に取ってみました。
「学級の子どもたちは、学びを楽しんでいるか。」
「教師にできることは何なのか。」
「基礎基本の定着はどうするのか。」
ということを考えさせられる一冊。
新型コロナウイルス蔓延により一斉休校となった学校現場。至るところで「学びを止めるな!」という言葉が叫ばれていた。学校に来なければ学ばない、宿題が出なければ学習しない子どもたちの姿があったのも要因の一つだろう。だからこそ、多くの学校からは大量のプリントを課題 -
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「個別最適」は今後数年間違いなくキーワードとなっていくので、このような授業形態があるということを知り、実践できるようになっておかなくてはいけない。
自由進度学習がどのようなもので、どう進めていけば良いのかとても読みやすい構成で書かれている。
しかしながら、後半三分の一は一斉休校の際の対応、タブレット端末を活かした自主学習の取り組みなど、欲しい情報ではなかった。
そうではなくて、どこからスタートしていけば良いか?どんな難しさがあり、そこにぶつかったときどう対応していけば良いか?など、もっと具体の説明が欲しかった。
また、個人的にこの授業形態が子どもの力を引き出す最善の形だとはどこか思えない部 -
Posted by ブクログ
[読書]4 自由進度学習のはじめかた 蓑手章吾(2021)
序章 なぜ今、自由進度による自己調整学習か?
第1章 まずは「学び観」をアップデートしよう!
第2章 さっそく「自由進度学習」をやってみよう!
第3章 自由進度学習がうまくいく!成長実感がもてる学び
第4章 休校期間、オンラインでつないだ3か月の事実
積読だったけど、「自由進度学習ってどうおもう?」っていうくろせねーさんの授業のお話を聞くのを機会に読んだ。
子どもの多様性を大切にすることが困難な日本の教育システムの打開策を探している方にオススメいたしにゃす。
何年か後、ここに書いてあることが普通になっている未来はあるのだろうか -
Posted by ブクログ
ネタバレ従来の一斉授業スタイルではなく、個々の実態に応じて進める授業スタイルについて書かれている。「学び合い」と似ていると感じた。ただ実際に行うにあたって、ゲームや絵を学習とすることに関しては、教科学習との兼ね合いをしっかり考えないといけないと思う。
・適度な、そしてチャレンジングな緊張感を持っている場「ストレッチゾーン」にいることで成長できる。→発達の最近接領域?
・ミニレッスン10分→めあて記入5分→それぞれに合った学習20分→振り返り10分
・ぎりぎり達成できないめあてを立てる。
・めあて宣言、答えは裏に
・自分で丸付けまでする。
・振り返りにて、スピード→集中力、正答数→正確性をはかる指標
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Posted by ブクログ
この本の出版に合わせて、行われていたオンラインセミナーを視聴していれば、その内容の復習感覚で読むことができます。
オンラインセミナーの中でも度々言われていましたが、本書は「考え方」をメインに書いた本です。
自由進度の方法について詳しく書かれた本ではありません。
だからこそ、本書を読んで、自由進度にすぐ取り掛かろうとするのは危険かも。
自分も現在進行形で自由進度学習に取り組んでいますが、自らの教育観を問い直し、向き合わなければ自由進度学習の中で教師も子どももしんどくなるときがあると思います。
そういった自らの感を問い直してくれる本だなと思います。