池尾伸一のレビュー一覧
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「仮放免」とは、日本での在留資格が認められず、いつ強制送還されてもおかしくない不安定な状態のこと。
「子どもの権利条約」にも反し、国際的にも批判されている日本の入管制度と職員たちの非人道的な行為については、ウィシュマさん死亡事件の報道や、テレビドラマにもなった中島京子さんの小説などで、ある程度知っているつもりだった。でもこの本には、日本で生まれ育ち日本語しか知らない子どもたちが、本人には何の非もないにもかかわらず、過酷な扱いを受けている生々しい事例が数多く紹介されていて、読んでいて胸に迫るものがあった。
帯には「なにやってんの、日本!」とあるが、本当にその通りだ。多くの人に読んで知ってもらいた -
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仮放免の子どもたち、親の在留資格の関係で在留資格が得られない子どもたちの現状に大変なショックを受けた。入管の匙加減で突然親だけ母国へ返され、やりたかったことをあきらめなければならない子ども。
母国の現状で「帰らない」のではなく「帰れない」のに、非常に限定的な難民認定しかせず、「あとは知りません」というスタンス。
子どもの未来を奪ってまで、現に生きている人の人権を奪ってまで、守りたい入管行政とは?
「授業で、人間誰でも生まれたときから持っていて奪われない権利が人権と習ったとき、では自分では人間ではないのか?と混乱した」という子どもの言葉が忘れられない。 -
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何らかの事情で国を追われ、日本で生活する外国人。
過去の経緯で適法に滞在していなくても問題がなく、
家庭を持ち、子が生まれる。
時代が変わり、日本の外国人に対する法律環境が厳しくなる。
今まで暮らせていた人たちが「不法滞在」になる。
今まで許されたことが許されなくなる。
日本で生まれ育った子供たちも「不法滞在」となり、
日本で生活することが許された場合は「仮放免」になる。
県をまたいではいけない、稼いではいけない。
健康保険にも入れないから、病院は100%自費。
うかつに病院にも行けない。
あげく入管から強制収容、強制帰国を迫られる。
TBSラジオ荻上チキセッションなどでこうした現状は
耳 -
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あまりにも辛い読書でした。しかし、問題意識のある日本人であれば読むべき本です。
日本人っていったいどうしちゃったのでしょうとここ数年思い続けています。どうして基本的には親切で良い人だったはずの我々日本人が、この本にあるような残虐行為を当たり前と思うようになってしまったのでしょう。なぜ人気取りに走る排外・差別主義の政治屋の扇動を受け入れ、支持するようになってしまったのでしょう。
ウィシュマさん事件で初めてその存在を意識しましたが、隠蔽された密室で外国人が死んだり、10年以上も外国人を監禁したりする入管庁とは正常な組織なのでしょうか。この本に出てくる血も涙もない入管の職員たちは私たちと同じ人間 -
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先日、ドス・パソス『U.S.A. 第二部 一九一九年』の感想に、《「奇妙な果実」は吊るされるというのがアメリカ社会なのだ。》と書いたが、その言葉がたちまち僕自身に返ってきた。
そうだとすれば、ひるがえって現代の日本社会はどうだろうか?
本書を読んで、僕はどうしてもこう言わざるを得ない。
欧米諸国と比較して異常に認定率の低い難民認定のあり方や、非正規滞在外国人には人権を認めようとしない現在の日本もまた、「奇妙な果実」は吊るされる社会なのだと。/
◯仮放免とは何か:
非正規滞在者で退去強制令書が出されても帰国しない場合、入管施設に収容され、最終的には強制送還される。
ただし、子どもやその保護者 -
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本書は、福島の再生とエネルギー自立を描いた壮大な物語である。著者は東京新聞の経済部長であり、ジャーナリストの視点から、東日本大震災後の福島の挑戦や希望を綴っている。本書は、まるでプロジェクトXのような、困難に立ち向かう人々の姿と彼らの熱い思いを追った記録である。
まず、福島の原発事故後、菅義偉首相は2020年に「2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロ」と宣言し、安全を最優先としつつ原子力政策を推進すると表明した。これに続き、宮城県知事は2020年11月に東北電力女川原発2号機の再稼働に同意した。こうした国や県の動きは、クリーンなエネルギーとしての原子力の位置付けを示している。 -
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クルド人というだけで、あらゆる差別を受け、学校に行けず、働けず、国籍を持つことすらできないため家族を持つことも叶わない
こんな理不尽な世界があることを知った
特に子供の学ぶ権利が奪われるのは心が痛い
日本人は嫌々勉強してる子供が大半だが、難民の子供達はしたくても勉強を出来ず、夢を諦めるしかないのだ
保険に入れず、病気を治さずにほっておくしかない人もいる
親だけ強制帰国され、子供と離れ離れになる家族もいる
そして、先進国の中で日本が最も難民を受け入れることができていない状況にある
日本人として悲しい現実だ
人口減少が進む日本において、外国人の受け入れは必要なことではないのか
国民皆の意識の変化が -
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「仮放免」とは、在留資格が得られず「非正規滞在」となった外国人に対して、入管が収容施設の外での生活を認める制度。退去強制手続きは継続するため、在留資格は付与されず、就労は不可で、住居や移動の制限などの条件が付く。
こういった方々は収入を得られないので、支援団体の援助を受けて生活しているという。仮放免の子どもたち(日本にやってきた子どももいれば、日本で生まれた子どももいる)は、学校に通うことはできるが、卒業後「働く」ことができない。
そもそも、「不法入国」に対して本国に強制送還するというのが原則で、その間の措置として仮放免がある。日本で働きたい、生活したいという希望があるのであれば、正式なビザ