藤田実子のレビュー一覧

  • 鮨 一幸のすべて

    Posted by ブクログ

    家業の鮨屋を父と2人で経営していたものの、倒産の危機に陥り、起死回生の策としてソムリエ資格を取ったことで、食通の顧客が増え、今では伝説的な鮨屋となった一幸に関する書籍。

    大将は自身のことを料理人ではなく職人と呼んでおり、それは魚という素材に味を足していくのではなく、魚という素材本来の味を引き出すから、とのこと。

    信じられないほど魚について勉強し、信じられないほど全国の魚介を探し、最高の一品を作り出す姿はまさに職人だと思う。

    文章は少ないが、美しい写真と相まってとても良い作品だと感じた。

    0
    2022年09月14日