桜井浩子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ日本の二大スーパーヒーローと言えば、ウルトラマンと仮面ライダーだろう。勿論ロボットやその他のアニメなどを見渡せば異を唱えることもできるのだが。
実写として始まったものとしては、この二者で間違いはないと思う。
一時中止はあったものの、現在までシリーズが連綿と続いていることを見ても分かる。
これらの亜流・傍流はあるので、必ずしも「ウルトラマン」であり「仮面ライダー」である必要はないと思うのだが、やはり名前を継承しないと成り立たないという読みがあるのだろう。
ゴレンジャーを始めとする「戦隊物」という流れもあるが、これは複数の等身大ヒーローという一定のくくりを踏襲するだけで、作品の世界は区切ら -
Posted by ブクログ
「ワープロ使うようになると漢字が書けなくなる」などと言われて久しいけれど、本書を読むとCG(コンピュータグラフィック)の功罪が否応なく自覚されるわけだ。特撮にかける情熱、工夫ってのは、そりゃあ昔は凄かった。ウルトラQのタイトルロールなんか、工作用のりに墨汁混ぜて、白い顔料ふりかけて、回転板でグルッと回して、あのドロッとしたニュアンスを出したっていうんだから、これは執念以外の何物でもない。コンピュータでちょちょいって何でもできるようになると、こういう粘着力→想像力→創造力は失われる。ウルトラQやウルトラマンの面白さは、CG万能の現代では決して再現できないというパラドックスが興味深い。章立て・構成