彼は、何でこういう行動をとるんだろう?
同じ注意を何度しても直らない。直せない。
同じ失敗を繰り返す。
その理由が脳の特性、発達障害にある、
ということを知って、対応が変わった。
廻りが理解しなかったため、
彼は放っておかれた。
私は絡んだ。
今思えば、当初はいい絡み方ではなかった部分がある。
無駄な動きをしていた。
いまは彼の特性を知った。
この職場で、あるいはこの社会で生きていくために、
彼の特性が周りに適応できるように、
あるいは周りが彼に適応するように、
工夫しなくてはいけない。
近眼の人が眼鏡をかけるように。
いきなりしゃべるのが困難なら、
前もって準備すればいい。
前もって準備する時間がなければ、
その場はパス、今しゃべれないことを言えばいい。
変なことを言うよりまし。
などなど、、
でもこの本を読み進めるにつけ、
別に発達障害であろうがなかろうが、
人は好きなこと、できること、やりたいことをやればいいのだ。
それを「こうでなければならない」などと思ってしまうと、
動きが取れなくなる。
彼はそういう思いも多い。
これは親の育て方があるのだろう。
発達障害の知識がない親の教育が、
彼をそうした可能性はある。
だから余計厄介だ。
そこからはがさなくてはいけない。
自分らしさ、強み、好きなことを見つけてもらわねば。
まだガードが固い。
多くの人がここで苦しんでいるように思う。
日本自体がそうなのだろう。
こうであらねばならない、、、
正解なんてないのにね。
はじめに
第1章 どうして発達障害グレーゾーンの人は働きづらいのか
第2章 「営業系」「事務系」「作業系」の働き方
第3章 働きづらさを解消 自分にあった仕事術
第4章 無理しない 人間関係の築き方
第5章 それでも困ってしまったら就労支援を利用する
おわりに