福島克彦のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
麒麟がくるも終幕に近いこの頃、著者の福島克彦氏は私も何度か訪れている大山崎歴史資料館の館長で、光秀に関する著作や講演も多くされており、造詣も深く、光秀の最新の史料、学説も網羅されています。また分かりやすく公平で、現在あまた出版されている諸本で何を選ぶべきかお悩みの方にもお勧めします。
例えば、本能寺の変の後、秀吉が茨木の中川清秀に返書で送った信長生存の手紙(※梅林寺文書)について、他の学者が秀吉の情報戦略の一例として紹介しているところ、「当時茨木にいた清秀には、日々京都、畿内・近国の情勢がより正確に入ってきたはずである。」と冷静。
梅林寺文書はもともと清秀が先に本能寺の異変を秀吉に伝えたも