細川道久のレビュー一覧

  • 一冊でわかるカナダ史

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    世界史の一冊でわかるシリーズが面白く、今回はカナダ史を読みました。

    どのようにしてカナダという国ができたのか、わからないことだらけでしたが、この本を読んで、入植国のイギリスとフランス、イギリス企業、先住民、移民とさまざまな人種と地域の気候や生活が異なり、いかにして一つの国として纏めていったのか、“浅く広く“理解することができました。

    日本やアメリカの成り立ちとは異なるところにも、とても面白さを感じました。

    1日程度で、さらっと読めます!

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    2024年11月25日
  • 駒形丸事件 ──インド太平洋世界とイギリス帝国

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    イギリス帝国史が専門の秋田茂氏とカナダ史が専門の細川道久氏の共著である本書は、第1次世界大戦勃発当時に起きた「駒形丸事件」を通してインド太平洋世界の創出とイギリス帝国の変容を描き出そうとするものである。「駒形丸事件」とは日本の海運会社が保有する駒形丸(船籍は関東州:日本の非公式帝国)がインド人移民をカナダのバンクーバーまで乗せて行ったものの上陸を拒否され、さらに帰路コルカタで20人近くが虐殺されるという悲劇(バッジ・バッジの騒乱)を引き起こした事件である。どうしてそのような悲劇が起きるに至ったかについての詳細は本書をお読みいただくしかないが、本書はこの忘れられた事件を通じてグローバル・ヒストリ

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    2021年03月04日
  • 駒形丸事件 ──インド太平洋世界とイギリス帝国

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     「駒形丸事件」──第一次世界大戦勃発時、カナダ・バンクーバーでインド人移民が上陸を拒否され、さらに送還先のコルコタで虐殺されたという事件があった。本書は、一般には殆ど知られていないこの事件をノードとして、グローバル/ローカル、ナショナル/リージョナルとして理解されてきた多層な歴史観を相互に関連づけ、立ち現れる新しい視点から世界を照射しようとする試み。これが学術書などでなく、新書という親しみやすいメディアで世に問われることを何よりも評価したいと思う。地味ではあるけども、それを知ることによって視界がグッと開けるようなワン・イシュー。これを手軽に紹介できるというのが新書の醍醐味であり、本書のテーマ

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    2022年05月18日
  • 駒形丸事件 ──インド太平洋世界とイギリス帝国

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     本書は、ローカル<地方>・ナショナル<国家>・リージョナル<広域の地域>・グローバル<地球世界>の4つの層での相互の結びつきを重視するグローバルヒストリーの手法を使って、「駒形丸事件」というある事件を描き出そうとする試みである(「はじめに」より)。

     「駒形丸事件」といわれても、本書を読むまで全く知らなかった。
     1914年、カナダへの移民を希望するインド人400人弱を乗せた日本船の駒形丸が、香港から上海、門司、横浜を経てカナダ・バンクーバーに向かったところ、上陸を拒否される。止むなくカナダを退去した駒形丸は横浜、神戸に一時寄港後、インド・コルカタに向かったところ、バッジ・バッジで警官隊と

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    2025年04月01日
  • 一冊でわかるカナダ史

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    #2024年に読んだ本 58冊目
    #12月に読んだ本 2冊目

    このシリーズは、わりと読みやすい

    カナダの歴史はほぼ知らないけれど
    移民国家としてどういう問題があるのかとか
    簡単に分かった気になれる

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    2024年12月28日
  • 駒形丸事件 ──インド太平洋世界とイギリス帝国

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    1914年、カナダ・バンクーバーで起きた移民排斥事件「駒形丸事件」の背景と、インド太平洋世界への影響を解説した本。

    横断的に歴史を学ぶことの大切さと、現在も続く移民問題への理解を深めるのに役立つ一冊。

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    2024年11月23日
  • 一冊でわかるカナダ史

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    イギリスから独立してのが、わずか40年ほど前、2つの憲法があり、うち一つはケベック州が承認していない事実に驚いた。

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    2024年03月31日