沢村香苗のレビュー一覧
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お金をもっていないと1人ではムリという絶望感。そして今まで考えていなかった入院した時の手続きや日常生活の困難、買い物や掃除などケアマネでは手が出せない雑多な事を自分で動いて手続きし何を任せて、何にお金を使うかを考えないといけない、誰の世話もしたくないと思っていた自分が、誰かに世話をしてもらわなくてはいけなくなったということにならないように福祉や民間企業をどこにするかなど一覧にまとめないといけないと考えていた追い打ちが現時点で安心という事はないの一文。生活困難になったら死をえらべる安楽死法なるものができたらいいのに。
医師が手を下すのではなく自分で薬を飲んで死んだら罪悪感もないと思う。成人になっ -
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世間では、一部におひとりさまを志向する意見もあるが、本当にひとり・孤独で老後を迎えて大丈夫だろうか。独居高齢者の増加に伴い、在宅孤独死による事例は、時に親族が見つからず行旅死亡人・無縁仏として自治体によって死後処理が行われる。家族、親族等の身元保証人がいないと賃貸住宅どころか、入院や施設入居も断られる。元気なうちにエンディングノートを作成して親族や成人後見人等に、死後の財産や埋葬のあり方などを記載して共有しておく必要性を痛感する。自分が死んだときの終(しま)い方・終活をしていく上で、誰もがわかりやすい表現で読者を引きつける。定年したとき、60歳、70歳を迎えたときなど、人生の節目に自身の「終
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2024/09/26予約 92
2025/03/11予約 87
「身元保証等高齢者サポート事業者」は重要なのに監督する官庁がないらしい。
そして夫婦でもどちらかが先立てばおひとり様になる。誰もが読んでおいたほうがよさそう。
そして介護保険は家族ありきの制度でおひとり様向けではない、という事実!金銭面、契約面、死亡届などは介護保険の仕事ではなく家族の担うこと、当たり前の事実に愕然とする。自分に当てはめて見ると薄氷の上でいつ割れてもおかしくない、綱渡り状態で極めて危険だと改めて感じる。
ただ老後一人難民といっても限りなくパターンがあり身近な人を看取ったときはどれにも当てはまらなかった。さらに年単位 -
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最終章にあったように、終活の問題は民間ベースではなく、自治体や国が責任を持って取り組んでもらえると安心です。
例えば役所に終活課のような部署があり、エンディングノートや終活に必要な情報を予め登録出来、いざというときに動いてくれる人や組織が自治体そのものまたは自治体のちゃんとした監督の下にある民間事業者で、安心出来るような仕組みになっていれば、所得に応じて相応の費用がかかってもいいと思う。
医療保険や介護保険のように終活保険のような社会保険制度、例えば介護保険のケアマネジャーのように終活マネジャーのような資格が国の制度としてあってもいいような時代になって来ていると感じます。 -
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ネタバレ介護保険は、面倒を見られる家族がいること、を前提に作られている。お金の管理、公共料金の支払い、ペットの世話、庭木の手入れなどは対象外。
日常生活は、ちょっとしたことの積み重ね。食料品の買い出し、ゴミ出し、掃除、洗濯など。買い物、電球取り替え、ちょっとしたことのお手伝い。
単身者と夫婦のみ世帯は7割=老後ひとり難民の予備軍。
介護保険をつくったときには見通せなかった事態。
1200万円の預金をもっていても、意思疎通できず、市の判断で生活保護を適用して医療費を払った例もある。
健康食品の定期購入を解約できない。
市町村長や本人による生年後見の申し立てが増えている。
日常生活自立支援事業は契約の内容