森田碧のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
人の寿命が残り99日になると頭上に数字が見えるという力をもつ新太。ある時同じ文芸部で親友の和也の頭上にその数字を見つけてしまう。そして新太自身にも、和也の5日先の数字が現れる。なんのために生きているのか、その答えに縋りたい。数字を見ても救うべきではなく、それは運命なのだ。そう納得せざるを得ないのには、幼なじみとのある過去が。そんな意気消沈とした日々を過ごしていたが、同じ文芸部の黒瀬舞(彼女もまた死期が見えるという)の、命を救おうとする姿に感化されていく。新太を救ったのは、結末の違う2種類の物語だった。
自分だったら、見えない方が良い。「人は何のために生きているのか、生きる理由には色々あるけど、その答えは生きていないと見つけられない」というのが響いた。死ぬ時に後悔しない生き方をしたい。
和也と黒瀬が最後、きっかり恋人になる感じではなく、フワっと感が良かった。小説の「あなたのことが好きだから、私と一緒に生きて欲しい」「私から生きる理由を奪わないで欲しい」の言葉とか、高校生らしい恋の悩みの本を持っているところとか、黒瀬という人物が好きになった。