木野花ヒランコのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ罪を犯すと体の一部が異形化してしまう世界。
結構ダークな世界観・展開で、設定も面白いからそれだけでも読めるけど、カナンとヨシュア、周囲の人々の愛憎模様が良かった。
タイトルについて考えてみる。
”獣はヒトの夢を見る”
物語の最初は原罪種のヨシュアが異形の姿から脱するために贖罪の道を探していたけど、最後にはカナンやノア、残された人々が精神的に獣からヒトになることを目指す。対話による革命ができず、獣のような暴力による革命になってしまって、ここからの統治が心配になるが、皆で協力できるように努力する。ヒトの道を目指すというかたちになったなと思った。
”神様のいるこの世界で”
物語の前半はそのままの意味