天使のようにかわいくて「この子を叱ることなんて一生ない(でれでれ)」と思い込んでいた0歳1歳児を経て、特に弟が生まれたあとイヤイヤやいろいろと大変な行動が増えてきた長男。
”子どものため”にもこういう点については譲らず怒らなきゃとラインを決めて日々怒ったりしながらも、だんだんイライラすることも増えてラインも曖昧になっている気がして(何より本当に子どものためなのかよくわからなくなってきて)、夜に反省を繰り返す日々。
怒ること自体がいいことなのか、そもそも2歳児相手にイライラしている自分ってどうなのよ…と思って襟を正そうと読んでみました。こつばんさんの漫画も好きなのうれしい。
内容としては子どもとの関係以外でも応用できそうなアンガーマネジメントの具体的な手法が書かれています。書かれていること全部やるのは無理だけど、かいつまんでは実践しやすかった。子ども自身のアンガーマネジメント教育にも使える内容なのも良い。
この本だけの効果じゃないけど(育児相談や夫と話してとか)いまはまた感情的には怒らない育児に戻ることができて、結果この形(怒らず過ごす)が親子とも一番良いなと思えています。わたしには読んで行動の参考にしやすい本だったかな。
この本では「怒らないこと=善」ではなく、怒ることは悪いことではない、どう怒るかが重要という点に主眼を置いているのも個人的に良かった。いまは子どもにもこういうことをこのラインまでやったらママは怒ってしまうよと伝えています。そうすると結構その前の段階で一緒にだめなことを考えて行動を変える方法を考えたりできていて、我が家はかなり良い方向に変わりました。
本書に限ったことではないけど、育児関連の書籍はセオリーとして参考にしてしまうと息が詰まったりその通りにならないことが多々あってむしろ大変になると思う。自分の引き出しを増やすくらいのスタンスで読んで、うまくいかなくてもまぁいろいろやり方や考え方があるの分かって良いよね、という感じで読むのがわたしにはあっています。