ケン・ローチのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
イギリスと日本、歴史的にも異なる文化のなかで育ってきた2人の対談。どちらもお互いを尊敬しながらも市民として映画監督として自分の意見を持っていると感じる内容だった。
日本はイギリスほど明確に階級というものが見えやすいわけではないので、そこで双方の映画に対する捉え方の差のようなものがあったが、それは対談した本人たちが一番わかっているだろう。
映画というものが、少しでも人を動かす力になればいいというケン・ローチの言葉から、この人は清々しいほどブレないなと尊敬の念を抱いた。
ケン・ローチが描きたいと思っていることや敬意をもって人と接する姿勢は少なくとも私には届いている。
わたしも彼を1人の人間として -
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Posted by ブクログ
番組も拝見していた&ケン•ローチのコロナ禍でのインタビューも国際報道で拝見していたので、新しい記事というか語りは是枝さんの語りが個人的には多かったです。
ケン•ローチさんのラディカルさは是枝さんの言うように、正直僕にもピンと来ない部分はあります。でも、社会に怒っている、という点ではやっぱり同じだし、それをやり切ることにもめちゃめちゃかっこよさを感じます。作品は毎回最高にラディカルで示唆に富み、何より面白いのですから。
でも何より、やはり是枝さんの作品づくりへの姿勢。これにものすごく信頼できるな、と改めて感じました。言うべきはいい、やるべきことをする。それは映画人としても一市民としても -
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Posted by ブクログ
ケン・ローチ監督最新作『オールド・オーク』を観て、彼のことがさらに気になって本書を読んだ。
是枝監督はローチ監督を師匠と仰ぐほど尊敬しているが、彼の左翼的で一貫した社会主義とその主張を前に、もう少し是枝監督自身は自分の解釈を観客には押し付けられない、だから解釈を観客に委ねる。
という両者の作家性の違いがよくわかった。
これを読んだあと、2026年5月号のキネマ旬報で本書以来7年ぶりとなった対談を読むと、お2人の価値観はまるで変わらず一貫しているなぁ、と思った。
一点気になったこととして、この本はお二人の対談の前後に、対談を振り返って思うことやコロナ禍の社会、映画にできること、をそれぞれが語る -
Posted by ブクログ
是枝監督とケン・ローチ監督のテレビでの対談録を中心に、それぞれのインタビューや短い文章をまぜこぜした一冊。対談部分は、まあ実際に尊敬しあっているんだろうけど、ほめ合いが中心のような感じ。文章に起こすのならここまでしなくていいんじゃないかという無駄に思えるやり取りまで入っていてダラける。
それぞれへのインタビューは対談部分に比べればなかなか。ケン・ローチという人を寡聞にして知らないまま読んでいたので、「ウイルスも気候変動も、その解決策や対応策が、私たちで自己管理できるものでなくてはならない、という点では同じです。しかし、それは自由市場経済のなかではできないのです。~中略~ 私たちは自由市場経済か