プレジデント書籍編集チームのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
コロナ対応で一躍注目を浴びた台湾の閣僚(デジタル担当政務委員)による初著作。タイトル通り、20時間に渡って行われた中国語のインタビューがベースとなった模様。中国語の元本があるのではなく、プレジデント社の企画により実現しているため、日本の読者に向けた内容となっている。
2020年11月の発売であり、序章は台湾のコロナ対策。本論は、デジタルやテクノロジーが世の中をどう変えるか、人間がテクノロジーを活用する視点はどうあるべきか、というもの。また彼女(彼ではなく)の半生におけるいくつかのパーソナルなマイルストーンも紹介しており、稀代の天才の半世紀となっている。
彼女は1981年生まれ。中学生の時に校長先生と直談版をして学校に行くのをやめ独学でプログラミングで色々なプロジェクトに貢献。19歳でシリコンバレーで起業。20代で女性に性別移行と改名。その後アップルに勤務しシリの多言語化に貢献。2016年にデジタル担当政務委員として閣僚に就任という経歴。 -
Posted by ブクログ
こういう考え方ステキだなぁって部分といやそれは違うよって部分があって、そもそも国が違うんだから全肯定はできないよなぁ。そうだよなぁ、ってところ。
台湾はみんな国の政治をよくしようとする姿勢があって、それらを拾い上げようと工夫を凝らすところはとてもステキ。我が国に一番足りないところだと思う。田舎から5Gを導入して、教育格差を埋めるというのもとても革新的である。
AIに仕事を奪われる云々の騒ぎに関しても、そんなこたぁないよと優しく解説してくれる。
総括で「日本の地方創生は素晴らしい」と語ってくれたが、それだけは否定させてくれ(›´ω`‹ )
日本で地方創生はムリだ。地方創生をするには、台湾のような「みんなで考える」という素地があってこそなんだ。日本は「まぁ偉い人らがなんとかやってくれるだろ〜」であって、計画立てたところでダメなんよ…
内容としてはうんうん頷けるけど、どうにも翻訳本も実用書も苦手ジャンルでなかなか進まなかったし頭にも入りにくかった。 -
Posted by ブクログ
2024/読破
一言 物事の解決にフォーカスし、参画型で考えるのは新しい視点でした。
感想 モデルX(参画型で貸し借り無しの知恵の提供)という概念が、言語化された枠組みとして初めて知れまして、勉強になりました。
プログラミングはオープンソースで学びやすいものであること、台湾は8歳から学んでいるというカルチャーの違いがびっくりでした
下記は印象に残った点
p16
少数の人が高度な専門知識を持っているよりも、大多数の人が基本的な知識を持っている方がいい
「エンパワー」の概念
トラブルやハプニングに直面した際、状況を変えようとする能力のこと
p48
「fast」「fair」「fun」
p78
「ソクラテス式問答法(対話を重ね、相手の答えに含まれる矛盾を指摘して、相手に無知を自覚させることにより、心理の認識に導く方法」
→自分の思考に対して「証拠に基づき、論理的かつ偏りなく捉えるとともに、推論過程を意識的に吟味する。反省的な思考法」のこた -
Posted by ブクログ
買ってから長い間読まずにいたけど、もっと早く読んでおけば良かった...!めちゃくちゃ面白かった。
「自分で設計したプログラムから最も縁遠い人たちに使ってもらって意見を集う」になるほどぉぉ〜...とつい唸ってしまった。ついペルソナとなるユーザーに意識を向けがちだけど、常に多角的な見方が重要だよねと改めて。
AIに言及した場面で「AIは人工知能でなく、補助的知能として捉えるべき」「AIは人間の選別に使うものではなく、あくまでイノベーションを産むためのもの。」とあり、これにも深く頷けた。
オードリー・タンさんは考え方は常に自由なのにやることは一貫してて、ほんと素敵。
もっと寛容で相互理解があり、政治・社会活動が自分事だと思えるような社会になっていけば良いなぁと思う。