高江洲敦のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
これは…何と言うか、タイトルそのままなのだけど、「事件現場清掃人」という恐ろしくも気になる仕事についての話と、サブタイトルの「死と生を看取る者」という、ある意味司祭やお坊さん的立場の人が記したような内容とが織り交じった、墓場と産院と教会とがひとつになったような存在感の本だ。
間違いなく、人は誰もが死ぬ。そして死人は口がない。しかし生者は、何とかして残された物からその死者の声を聞き取ろうとしてしまう。それが、特殊清掃という仕事内容に人々が興味を持ってしまう根本的なきっかけなのではないだろうか。あとは、普段自分が関わることのない世界への単純な好奇心。(私もそうかも。)で、恐らく、この本を手にする -
Posted by ブクログ
前の本の続篇のようなものでした。
しかし、今回は白黒とは言え 写真も掲載されていたのでリアルさが伝わってきました。
色々な生き方があるように
亡くなり方もさまざまですが
コロナ禍でこの本を出したという事は
命というものについて いつも重く感じている
著者の思いが伝わってくるようでした。
一人で亡くなるのは寂しい事じゃない。
ただ 亡くなった後に 思いを寄せてくれる人がいれば
全然寂しくないという感じでした。
自分もいつかは 孤独死になると思いますが
いつ 倒れても見苦しくないように 家の中は
ゴミ屋敷だけには しないようにと 思いました。