あらすじ
あなたの死に様、かなえます。
職業:事件現場清掃人
仕事:誰にも看取られずひとり亡くなった者たちの、この世に生きた痕跡を完全に消し去ること。
「事件現場清掃とは、その人の死に至るまでの人生を追体験するような仕事です。そういう意味では、どの現場も決して生やさしいものではありません。そんな中でも、私自身がもっとも苦しい思いをした現場のお話をしましょう...」
東日本大震災、度重なる災害、そして新型コロナ禍...
不安と孤独に蝕まれる現代の日本で、心ならずも倒れた部屋の主たち。
その“痕跡”から見えてくる、壮絶な生と死と、愛の物語。
閲覧注意!
本物の“事故物件”の間取り図・写真を多数掲載!
表紙イラスト:花沢健吾
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
こういう本は大体先に出たものとほぼ同じ内容なので期待してなかったけど、この本はこの人自身の変化も書かれてたりして読む価値あった。
孤独死保険の話とか、散骨のこと、子どものことも含めて個人的に思うところがあることを実践的にしていてすごいと思った。
前の本で、死んだ後妹に会ったら〜という記述があったけど、今この人がやっていることは妹さんに胸を張って話せることなんだろうと思う。
前の本と同じで写真が結構載っているので電車とか公共の場で読むのに少し遠慮が出るけど内容はすごく良かったです。クラウドファンドとかに私も参加したい。
Posted by ブクログ
他人事ではないと思った。もう少し自分が歳を取って周りの友人や知人、親戚が自分より先に死んでしまったら誰が生死を確認してくれるのだろうか、そう思ったら何か対策出来る事があるのか、と考えた。そういうシステムが、これからの高齢化社会に出来てくるのだろうか?とても考えさせられる書籍だった。
Posted by ブクログ
まだまだ世界は知らない事ばかりだなと思った。
特殊清掃なんて、誰もやりたがらない仕事だが、高江洲さんたちがいるから、世の中成り立っているんだよなぁと改めて思い知らされたり。。。
そして、私の中では自殺=ダメなこと(自死以外の人とは、死後、違う世界に行くから)と思い込んでいたが、高江洲さんの考えでは、自殺は決してダメなことではないと意見していて、少し納得したというか。。。
特殊清掃をしているからこそ、色んな人生に向き合ってきたから、考え方が普通の人とは違う視点で意見しているから、すごく参考になる。
Posted by ブクログ
途中、とてもリアルな表現があり恐ろしくなった。でも、これが現実に今日もどこかで起こっていることだと考えるとなんとも言えない恐怖を感じて怖かった。
白黒ではあるが実際の現場の写真もいくつか載っていて読むのが怖い気持ちも分かるが、是非たくさんの人に読んでほしい。私は読んでよかったと思った。
Posted by ブクログ
死を知る、思うことは生きることだと、強く感じる本だ。
ただ感受性が強い人が読むと気持ちが重くなる。
現場の写真も多く、人が生きていた形がこのようなものに変わるのかという現実に飲まれて苦しくなる。
Posted by ブクログ
表紙に惹かれて(アイアムアヒーローの人)読んでみた。
現場写真や部屋の見取り図などあって分かりやすい。
後半急に著者の今後やりたい事業の話になって、宣伝っぷりに驚いた。あれがなければもっとよかったのに…。
Posted by ブクログ
仕事柄、関わる内容だけに、読める。普通の人には読めないかも。特に今回は写真がたっぷりあり、臨場感凄い。カラーでないにせよ、死体そのものでないにせよ、霊気が漂う。高江洲さん、年に数回原因不明の病にかかると言う。人間は当然生物そのものだから、中途半端な理や知を取り除けばただの汚物。死んだあとは生き物のヒエラルヒーに従い、次々とウジ虫に食われて骨だけになり体液は・・・。その現実を直視する想い。これを見ても「あなたは自殺しますか」だ。
Posted by ブクログ
これは…何と言うか、タイトルそのままなのだけど、「事件現場清掃人」という恐ろしくも気になる仕事についての話と、サブタイトルの「死と生を看取る者」という、ある意味司祭やお坊さん的立場の人が記したような内容とが織り交じった、墓場と産院と教会とがひとつになったような存在感の本だ。
間違いなく、人は誰もが死ぬ。そして死人は口がない。しかし生者は、何とかして残された物からその死者の声を聞き取ろうとしてしまう。それが、特殊清掃という仕事内容に人々が興味を持ってしまう根本的なきっかけなのではないだろうか。あとは、普段自分が関わることのない世界への単純な好奇心。(私もそうかも。)で、恐らく、この本を手にするきっかけはそれでいい。それでいいから、最初から最後まで読み切ると、その背後に見え隠れする社会的問題や課題への意識が芽生える。良い意味で、一石二鳥。
死に様は人の数だけあるだろうけれど、筆者が特に警鐘を鳴らすのは、金銭面などで追い詰められた人の自死や、様々な事情が重なった孤独死である。人と人の繋がりを希薄化させる現代社会の仕組みや、昨今のコロナ禍の影響で、恐らくそのような死に方の人はこれからもっと増える。果たしてそれは「仕方ないこと」なのか。(筆者の答えは、否だ。正確には、否、と言えるように、自分ができることをしていこうというスタンス。)
パンチの効いた表紙やタイトルから、単純なグロテスク・エンターテイメントを想像している人はちょっと肩透かしを食らうかもしれない。勿論、普段見られない世界をそっと垣間見ているかのような内容は多いし、怖いもの見たさを満たしてくれるような実際の現場の写真や図面も掲載されている。しかし、全体の印象としては、そういった俗っぽさを残しつつも、徐々に、社会や孤独、自分についてなどに向き合うきっかけを与えてくれる要素が強い気がする。
現場写真からは、個人的には、未知のゾワゾワした不穏な空気を感じた。例えば、部屋の主がリストカットして亡くなったユニットバスには不気味な血の痕がベットリ残っているのだが、そういった非日常な要素のすぐ隣に、当人が死ぬ直前まで使っていただろうシャンプーやリンスがきちんと並べてあったりする。日常の合間に、闇は潜んでいるのだ。
誰かがやらねばならない仕事、それ故に、(きっと著者本人はそうは言わないだろうが)尊い仕事、その陰と光を端的に体験させてもらえる一冊だった。
Posted by ブクログ
記憶の清掃という言葉が気になった。
特殊清掃業というのは、人の死という不幸の上に成り立つビジネスと著者はいう。
確かにそうだが、誰かがやらなければならない仕事であることは間違いない。
Posted by ブクログ
最初のうちは、孤独死の状況を淡々と伝えていて、それが読者の期待に沿った内容だと思うのだが、最後の方になると、著者の将来事業計画の話になり、あれれ、という感じがした。
Posted by ブクログ
前の本の続篇のようなものでした。
しかし、今回は白黒とは言え 写真も掲載されていたのでリアルさが伝わってきました。
色々な生き方があるように
亡くなり方もさまざまですが
コロナ禍でこの本を出したという事は
命というものについて いつも重く感じている
著者の思いが伝わってくるようでした。
一人で亡くなるのは寂しい事じゃない。
ただ 亡くなった後に 思いを寄せてくれる人がいれば
全然寂しくないという感じでした。
自分もいつかは 孤独死になると思いますが
いつ 倒れても見苦しくないように 家の中は
ゴミ屋敷だけには しないようにと 思いました。