藤井玲子のレビュー一覧

切りっぱなし＆ねじねじで絶品 ゆるっと本格パン

藤井玲子

「準強力粉」を使って作るパンレシピ。
準強力粉の特性なのかどうかはわからないけれど出来上がったパンは著者が「セミハードパン」と読んでいるもので確かに表面はパリッとしていて中はもっちりです。
作り方の写真と文章を読むだけで簡単に作れた。QRコードもあって動画も配信されてるようだけれど本だけで大丈夫！
パンチは1回ごとに休ませる時間１０分×3回。
発酵は1回（ハード系の場合）発酵は目で確認するから個人的には失敗がない感じ。
もしかして今まで読んだレシピの中で一番簡単で時間も一番短くて済んだかも...。
（たまたま発酵がうまくいったということかもしれないけれど...）
しばらくはこのレシピで作るつもり...
ちなみに
準強力粉は 強力粉８：薄力粉２ の割合に置き換えることができ（インターネット情報）それでたまして見たけれど... バッチリ！　パリッ、もっちりのパンができました。
いろんなバリエーションのレシピが楽しいし、セミハード系のパンの生地には油分が使われていないものもあって好み！（一部入っているものもある）
とても美味しいですよ！

僕のコーチはがんの妻

藤井満 / 藤井玲子

同世代の夫婦の癌闘病、そして別れ。
病気でも、日常生活は続く。
がんで亡くなった友人も最後まで日常を大事にしていた。
残される旦那さんを思い、普通に冗談を言い、時に死の恐怖に押しつぶされそうになりながら、美味しいものを食べ、楽しめることを楽しみ、、、
死を前に逆に神々しくなっていくというか、輝いていたのをおもいだした。
命ってすごい。
愛ってすごい。

僕のコーチはがんの妻

藤井満 / 藤井玲子

日経新聞の書評を読み購入。突然妻ががんに罹患した夫による作品。闘病する妻を支える奮闘記でもあり、妻から必死に指導を受けた料理のレシピ集でもあるが、何といっても根底にあるものは夫婦の愛情物語だ。直近に読んだ佐藤優の「友情について」もがんに罹患した親友に綴ったもの。つい先日、世界的な柔道家の古賀稔彦さんもがんとの闘病により亡くなってしまったし、がんにまつわることを特に強く感じる今日この頃である。私ももっとも身近な人ががん患者だし、がんは人により千差万別だが、近い身としては共感できるところも多かった。