作品一覧

  • 能登のムラは死なない
    5.0
    2024年1月1日に起きた能登半島地震で、甚大な被害を受けた「ムラ」は復活できるのか?朝日新聞輪島支局で4年を過ごした元記者による、農村再生のための実地レポート。震災前の2011年~2015年にわたり、能登の農山漁村を丹念に訪ね歩いた記事に、震災後の現状の再取材を重ねたレポートで構成。能登の風土、生業(なりわい)、食文化、祭りと信仰、移住者の活躍などについて、震災前後の変化を記録することで、能登のムラの魅力である「逆境でも生きぬく粘り強さとやさしさ」を明らかにする。
  • 僕のコーチはがんの妻
    完結
    4.0
    【ふくれたほくろの正体はがんだった。妻は僕に料理を猛特訓しはじめた。】 【120万PV】【23の鬼レシピ掲載!】 大反響の朝日新聞デジタル連載を、大幅改稿して新規原稿を加え、待望の書籍化! 33万人が感動した、笑って泣ける家族の実話。 【大切な人と読んでください。】 50代夫婦。子どものいない二人暮らし。 妻ががんになったら、家事も料理もできない夫(僕)はどう生きればよいのか? 食べることが生きることなら、「生きる力」――それが妻からの最後の贈り物だった。 「塩をひとつまみは指3本! 指2本は『ひとふり』や!」 がんが発覚し、鬼コーチ(=妻)の料理特訓がはじまった。 「セカンドオピニオン」「治験」「哲学外来」「在宅緩和ケア」。  ――初めてだらけのがんとのたたかいで、料理の時間はふたりにとっての最後のオアシスとなった。 デザイン/須田杏菜

ユーザーレビュー

  • 能登のムラは死なない

    Posted by ブクログ

    以前、輪島市で働いていたという朝日新聞記者が、約10年前の能登と能登半島地震後の能登を訪れ、時に比較してまとめたものである。

    ここに出てくる人には、わたしのよく知っている人もいるので、それだけで読んでみたくもなるというものだ。

    教師としての同僚、珠洲原発反対運動をいっしょに闘った人、柳田植物公園で「原爆の図」展を行ったときの主催者の一人(私もその一人)であったそば屋のお兄さん、能登学舎に出入りしていたマイスター受講生たちなどなど。

    みんな今でも能登で一生懸命生きようとしている。
    ホント、勇気をもらえる人たちだ。

    0
    2024年12月23日
  • 僕のコーチはがんの妻

    Posted by ブクログ

    同世代の夫婦の癌闘病、そして別れ。
    病気でも、日常生活は続く。
    がんで亡くなった友人も最後まで日常を大事にしていた。
    残される旦那さんを思い、普通に冗談を言い、時に死の恐怖に押しつぶされそうになりながら、美味しいものを食べ、楽しめることを楽しみ、、、
    死を前に逆に神々しくなっていくというか、輝いていたのをおもいだした。
    命ってすごい。
    愛ってすごい。

    0
    2022年01月16日
  • 僕のコーチはがんの妻

    Posted by ブクログ

    日経新聞の書評を読み購入。突然妻ががんに罹患した夫による作品。闘病する妻を支える奮闘記でもあり、妻から必死に指導を受けた料理のレシピ集でもあるが、何といっても根底にあるものは夫婦の愛情物語だ。直近に読んだ佐藤優の「友情について」もがんに罹患した親友に綴ったもの。つい先日、世界的な柔道家の古賀稔彦さんもがんとの闘病により亡くなってしまったし、がんにまつわることを特に強く感じる今日この頃である。私ももっとも身近な人ががん患者だし、がんは人により千差万別だが、近い身としては共感できるところも多かった。

    0
    2021年03月31日

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