小貫信昭のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
Mr.Childrenを今よりもっと好きになります。
その曲を聴きながら、何度でも読みたくなっちゃう。
桜井さんの描くあの心にぴったりと寄り添う歌詞は、日常から見えてくるフレーズを常に探し書き留めている、アンテナの異常までな高さから生まれているものなんだなぁとよく分かりました。
前からずっと、2番のサビの歌詞が好きだなぁと思っていたんだけど、その理由が判明。「もともと1番というのは、聴いてくれる人の耳に飛び込んでいく表現が必要で、そこで手を差しのべて、もし自分の手を握り返して好きになってくれたのなら、今度は2番で、より深く伝えたいことを書くようにしている」 -
Posted by ブクログ
小学校5年生か6年生くらいにやたらとラジオから流れてくる「CROSS ROAD」に出会い、そこから彼らの音楽を聞き続けて来た。その間に彼らは日本を代表するビッグバンドとなり、彼らとともに成長したファンだけでなく、その子供までも魅了するいわば国民的バンドとなった。その彼らの代表曲を厳選し、その曲の生まれた背景や、製作者の思いを言葉にする、まさに"読む"ベストアルバム。
掲載されている曲の1つ1つのエピソードを辿ると、根底にあるのは全てリスナーにいい音楽を届けたい、という純粋な気持ちであり、そのために曲作り、音作りに真摯に向き合い、音楽を作っていこうとする強い信念のようなもの。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ曲を聞かずに読み進めることはできないくらいに、まるごとサザンな一冊。バンドの成り立ちから日々の葛藤、時代背景・雰囲気と曲解説が主な内容。欲を言えばよりコアな一面も見てみたかったな。
あと聞き手はつい音楽でアーティストをはかりがちだけど、そりゃそうじゃない部分もあるよね、と内省したりもした。
大人になるにつれ、幼い頃あるいは若い頃の自分は消えたと思いがちだけど、それも抱えて私たちは大人になった。だからきっと自分のどこか片隅であの頃の自分が生きていると思っている。
桑田さんもきっとそうで、「メンバーと一緒に居れば、バンドを始めた頃の自分たちに、いつでも戻れる」のは、それを象徴するいい言葉だなぁと -
Posted by ブクログ
<目次>
序章 サザンオールスターズ誕生
第1章 「勝手にシンドバッド」の衝動と「いとしのエリー」の老獪さ
第2章 「ミス・ブランニュー・デイ(MISS BRND-NEW DAY)」で得た自信
第3章 2枚組大作『KAMAKURA』は「終わり」の「始まり」
第4章 デビュー10周年 復活を告げる「みんなのうた」
第5章 甘くてしょっぱい「涙のキッス」でチャートを席巻
第6章 「マンピーのG★SPOT」誕生の瞬間
第7章 新たな楽曲「TSUNAMI」が描く「侘しさ」とは
第8章 不退転の覚悟と『キラーストリート』の充実
第9章 スタジアムも泣いた「無期限活動休止」の夜
第10章