あらすじ
※電子書籍特典として装丁のアザーカットが収録されております。本編については紙版と同じ内容となります。
ミスチルのこと
深く知ることが出来た気がします。
好きになりそうです。
ーー桜井和寿(Mr.Children)
稀代の国民的バンド・Mr.Childrenの30年にわたる軌跡をその代表曲とともに紐解く、“読む”ベスト・アルバム!
名曲たちがさらなる輝きを放つ、日本ミュージックシーンの歴史に残る傑作ノンフィクション。
本書では、Mr.Children を追いかけた25年間の膨大なアーカイブと、この本の執筆のために取材をしたメンバーや関係者の新たな証言をもとに、彼らの代表曲や重要曲を中心に取り上げ、その魅力を紐解きながら、これまで門外不出だったエピソードも交え、彼らのヒストリーを綴っていく。いわばMr.Childrenの現時点での、“読む” ベスト・アルバムなのである。
(Introductionより)
小貫信昭(おぬき・のぶあき)
1957年東京都生まれ。1980年、『ミュージック・マガジン』を皮切りに音楽について文章を書き始め、音楽評論家として40年のキャリアを持つ。25年以上にわたり、Mr.Childrenの音楽とメンバーの魅力を言葉として紡ぎ、ファンに届け続けている。ベストアルバム『Mr.Children 1992-1995』『Mr.Children 1996-2000』(通称「肉」「骨」)、『Mr.Children 2001-2005 〈micro〉』『Mr.Children 2005-2010 〈macro〉』ではライナーノーツも担当するなど、Mr.Childrenに最も精通する書き手である。著書に『歌のなかの言葉の魔法』『小田和正ドキュメント 1998-2011』、共書に『es(エス)―Mr.Children in 370 DAYS』など。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
学生時代からずっと聴き続けているミスチルのこれまでを永きに渡って追い続けた本。
知っていたエピソードはもちろん、初めて知る事も多く、1曲が作られるまでのメンバーの苦労や想いが伝わる。
上手く伝えられないが筆者の言葉のチョイスや豊かな表現方法には、インテリジェンスが感じられて嫉妬に似た羨ましさがあった。
この本を読んで、ミスチルの歌がまたどんな聴こえ方がするか楽しみ。
Posted by ブクログ
Mr.Childrenのことがもっと好きになる本。
長年彼らに取材をしてきた筆者だから深く書けるのだなと感じる。
もう一度曲を噛み締めて、歌詞もじっくり読み込んで聴きたくなった。何年も曲を作り奏で続けることの凄さを改めて感じた。
Posted by ブクログ
ミスチルの曲がどういう背景で出来上がってきたのかが、本人たちのインタビューをベースに理解できる本。その時のバンドや桜井さんの葛藤や、参考にしていたアーティストなどもわかってミスチル好きとしてはたまらない本。
Posted by ブクログ
ミスチルのことが、曲が、より深く好きになりました。制作秘話や歌詞ができるまでを知ることができて、ますます聴き入りたくなる!
何度も本を読んで、何回も曲を聞いて、30周年に向かうミスチルをこれからも楽しみに生きていきたい。
Posted by ブクログ
ミスチル 好きの人には何とも言えない素晴らしい一冊!デビュー前のエピソードから最新アルバム『sound tracks』まで、彼ら四人や関係者の発言を基に紹介。これを読むと、どうしてもそこで紹介されている曲を、また聞きたくなるほど。曲作りのエピソードやこの曲の聞きどころが満載で、彼らの音楽に対するひたむきさと情熱が伝わってくる内容でした。バンドを重ねるに従って訪れる心境の変化とすでに確固たる地位を築きながらも、常に新しいことに挑戦し続ける姿勢には、自分も見習わなければ、と強く思いました
Posted by ブクログ
才能がある、天才と称されている桜井さんでも、それには想像を絶する努力や挫折・経験によって磨き上げられたものであったことを知った。我々は世に出た作品を見て聞いて感情を揺さぶられるが、その前提としてある背景を本を通じて感じることで、今まだとは違う感覚でミスチルを楽しめることができる。曲を通して伝えたいことをもっと五感を研ぎ澄ませて受け止めたいと思った。
Posted by ブクログ
桜井さんがこの歳、この立場になってから英会話教室やボイトレに通いはじめたことに対して「すごい!」と思ってたけど、この本を読んで、今までもずっとずっと、そうやってきた人なんだとわかって大変反省した。そして今まで以上に尊敬。
新しいことをやりたい、自分が思い描くことを実現するための手段は全部やる、限界なんてない、その積み重ねで今がある。
Posted by ブクログ
2005年くらいから聴き続けているが、ファンになる前のエピソードに関しては新たな発見が、ファンになってからのエピソードに関しては感慨深さみたいなものを感じた。
一番印象に残ったのは最近の桜井さんが先生に習ってボイトレをしているということ。「innocent world」などを課題曲にしているとのことで、あれほどの人でも(だからこそ?)謙虚に、真摯に学んでいるんだなと思い感銘を受けた。
Posted by ブクログ
素晴らしい内容でした。Mr.Childrenファンである私は、がっつり心を掴まれました。IntroductionからOutroductionまでずーっとニマニマ笑みを浮かべながら読ませてもらいました。あたたかくアツい気持ちになれました。BGMはもちろんミスチル。章が変わるごとに流すアルバムも変えて。あまり聴きこんでいなかった楽曲に注目する機会にもなりました。「過去と未来と交信する男」とか。いや本当に読んでよかったです。今後何度も読み返すと思います。ミスチル愛が深まりました。ありがとうございました!
Posted by ブクログ
それぞれの曲に、CDに、込められた些細なテーマや工夫。要するに想い。
ありきたりな言葉だけど、音楽って深くて、偉大で、いつも当たり前にあるけど相当に人間をいや僕を支えてるんだなと実感。消費していくデジタルツールとして聴き流し気味の最近の自分を反省。
そういえば中学生の頃は、ミスチルのアルバムを買ったら、まず部屋にこもって歌詞カード見ながら順番に最後まで聴いてたな。世界観を知ろうとしてたあの頃の自分が誇らしくそんで羨ましい。
何書いてんだ。
SoundTracksでそこから始めよう。
あ、あと、この本で紹介された曲のプレイリストを作って、流しながら再読しよう。
良い本でした。ありがとう。
Posted by ブクログ
ひとつの作品に対する作り手側の想いが伝わる内容でした。現代風に例えるなら、ストーリー。改めて文字で読むと受け取り方も変わってくる。それは自分が年老いたからかもしれませんが、新たな価値観や思いを与えてくれる。古いアルバムが聴きたくなる内容でした、同時にMr.Childrenを好きになってよかったと思うし、同じ時代にいてくれてありがとう、という気持ちになりました。
Posted by ブクログ
あの時の曲にはこんな想いがあったのか!と新たな気持ち、ミュージシャンの苦悩がわかる一冊。
これを読んでもう一度ミスチルの曲を聴くとまた違った感じ方ができる!
先入観なく物事に触れる事と深い想いを知って物事に触れる事の両方が大事で2つとも楽しめる事が幸せと感じる。
ちなみにありきたりだけど、「終わりなき旅」には何度も励まされて涙を流した人生において大事な一曲!
Posted by ブクログ
1990年代に青春を過ごした方の中にはこのバンドの曲と共に過ごした方が多いのでないだろうか。喜怒哀楽の感情に寄り添ってくれる彼らの曲たちのお陰で人生がカラフルになっていると思う。
Posted by ブクログ
未だに歩みをやめないMr.Childrenの軌跡。個人的にファンになったのは2007年あたりだから、それ以前のエピソードは初めて聞いたものもあり、読み応えがあった。何より本を読みながら彼らの音楽を流していると、穏やかな気分にさせてくれた。これからも、何万人、何十万人の"道標"になってくれるのだろう。
Posted by ブクログ
Mr.Childrenを今よりもっと好きになります。
その曲を聴きながら、何度でも読みたくなっちゃう。
桜井さんの描くあの心にぴったりと寄り添う歌詞は、日常から見えてくるフレーズを常に探し書き留めている、アンテナの異常までな高さから生まれているものなんだなぁとよく分かりました。
前からずっと、2番のサビの歌詞が好きだなぁと思っていたんだけど、その理由が判明。「もともと1番というのは、聴いてくれる人の耳に飛び込んでいく表現が必要で、そこで手を差しのべて、もし自分の手を握り返して好きになってくれたのなら、今度は2番で、より深く伝えたいことを書くようにしている」
Posted by ブクログ
小学校5年生か6年生くらいにやたらとラジオから流れてくる「CROSS ROAD」に出会い、そこから彼らの音楽を聞き続けて来た。その間に彼らは日本を代表するビッグバンドとなり、彼らとともに成長したファンだけでなく、その子供までも魅了するいわば国民的バンドとなった。その彼らの代表曲を厳選し、その曲の生まれた背景や、製作者の思いを言葉にする、まさに"読む"ベストアルバム。
掲載されている曲の1つ1つのエピソードを辿ると、根底にあるのは全てリスナーにいい音楽を届けたい、という純粋な気持ちであり、そのために曲作り、音作りに真摯に向き合い、音楽を作っていこうとする強い信念のようなもの。ほぼすべての曲を作っている桜井さんのストイックさには改めて頭が下がる。1つ1つの曲がこんなに綿密に練られていたのかとハッとさせられる。個人的には「終わりなき旅」の章が印象的だった。
手元に置いて何度でも反芻したくなる。そしてまた彼らの音楽を改めて聞き直すと新たな発見があるかもしれない。
5つ星でないのは、くるりやアジカンなどと対バンをしたあたりや、bank bandやウカスカジーでの活動がミスチルにどんな影響を与えているのかなどもこの本の流れの中で筆者の分析を交えて読みたかった、というところ。あとは「es」や「NOT FOUND」の生まれた背景なども。
書いてて気づいたけど、それってなんであの曲がベストアルバムに入ってないんだって悔しがる気持ちとよく似ている。読む“ベストアルバム“というのがまさに言い得て妙。
Posted by ブクログ
特に熱烈なファンというわけではないが、
ある程度の年代の人たちならば、
この人たちの曲なしでは語れない人生、
そう言っても過言ではないでしょう。
私にとっては、
クロスロード→しるし→Starting Over
です。
著者は長年に渡って取材されているらしく、
この本でしか知ることができないことも多い。
そのくらいの信頼関係があるのだと思います。
でも、その分、書けないこともあるんだろなー。
この、どこまでいっても正しい感じが、
ミスチルの数少ない弱点だと思います。