小貫信昭のレビュー一覧
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ネタバレサザンオールスターズのデビュー(1978年)から2024年頃までの46年間を綴った書籍。
改めて、休止期間はあったとしても40年も第一線で活躍しているバンドは他にないし、ほぼ全曲を作り続けている桑田佳祐という人物はすごすぎる。
やはり曲先で曲を作るので、メロディーが耳に残るし歌詞の内容がわからなくても「なぜか聴き入ってしまう」曲が多いのだと思う。
最近の曲は桑田さんが歳を重ねたこともあり、平和寄り、社会問題寄りの曲が多く、個人的には20代・30代のイケイケの頃の曲が好き。
この本を読んで自分も曲を作ろう、歌詞を書こうと思ったので、1曲作って見ようと思う。
それを売りたいというよりは、今この歳で -
Posted by ブクログ
20代の私が初めてサザンと出会ったのは、5歳くらいだと母はいう。東京ドームのライブに連れて行ったそう。それからも何度かライブには連れて行かれていたよう。12歳ながらに、日産スタジアムでのライブは強烈に印象に残っている。なんてクレイジーで豊かなオジバンドなのだと。それ以来、サザンの曲を聴き続けている。とはいえ、2010年代なんて、もうデビューしてから30年以上が経っているわけだから、知らないことばかり。クレイジーなオジバンドが、日本の音楽史において革命を起こしたと言われるのには、よく分からなかった。タレント性や刺激的な表現が新しいものとして評価されていたのかと。それだけではなかった。ミュージシャ
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Posted by ブクログ
桑田佳祐本人よる著書や、音楽評論家による
楽曲の考察は色々出版されていましたが、「
サザンオールスターズ」というバンドについ
ての歴史を紐解いた本は今まではなかったと
思います。
それゆえ「唯一無二のノンフィクション」と
惹句に謳われている所以でしょう。
確かに前半は「バンドの歴史」「曲が生まれ
る過程」が語られていて、新鮮な気持ちで読
むことができました。
しかし後半は楽曲の解説が多かった気がしま
したね。
もうちょっと、その客が生まれたプロセスが
欲しかった気がします。
それでも、昭和平成令和を駆け抜ける唯一無
二のバンド、サザンオールスターズをもっと
身近に感じることができる一 -
Posted by ブクログ
それぞれの曲に、CDに、込められた些細なテーマや工夫。要するに想い。
ありきたりな言葉だけど、音楽って深くて、偉大で、いつも当たり前にあるけど相当に人間をいや僕を支えてるんだなと実感。消費していくデジタルツールとして聴き流し気味の最近の自分を反省。
そういえば中学生の頃は、ミスチルのアルバムを買ったら、まず部屋にこもって歌詞カード見ながら順番に最後まで聴いてたな。世界観を知ろうとしてたあの頃の自分が誇らしくそんで羨ましい。
何書いてんだ。
SoundTracksでそこから始めよう。
あ、あと、この本で紹介された曲のプレイリストを作って、流しながら再読しよう。
良い本でした。ありがとう。