タラウェストーバーのレビュー一覧

  • エデュケーション 大学は私の人生を変えた
    文庫本で600ページに及ぶが、ある家族の7人きょうだいの末っ子の女性に、これがドキュメンタリーかと思わせるような事件が次々に起こり、目が離せないうちに短時間で読み終わった。原理主義的モルモン教徒の父親の下で社会から孤立して暮らしている家族の物語は、最近日本で話題になっている旧統一教会の親との関係で悩...続きを読む
  • エデュケーション 大学は私の人生を変えた
    こんな現実があり得るなんて途中まで信じられなかった。作り話しを読んでいるのかと思った。でも、そんな残酷な現実から抜け出そうとあがき、もがいて自分の道を切り拓いた彼女がいるのは事実なのだから、これが作り話しだと言うには失礼すぎるだろう。

    酷い仕打ちを受けてなお、ケンブリッジで博士号を取得してなお、彼...続きを読む
  • エデュケーション 大学は私の人生を変えた
    極端な思想に取りつかれた両親のもとで育った女性が、幾人かの理解・助けを得ながら自分で教育を手に入れ、自立していくまで。
    これがノンフィクションとは。衝撃が大きすぎた。
    同時に、教育、知識を身に着けることの大切さ、人間を作り上げていくために如何に大きな役割を果たすかを痛感した。
    学びの大きな大きな本。
  • エデュケーション 大学は私の人生を変えた
    まず、すごかった。教育の力が、というよりもなによりも、誤った信念という暴力。そして誤った信念から生じる物理的な暴力。すさまじい。

    ノンフィクションであり、筆者であるタラ・ウェストーバーの自伝。
    サバイバリストであり狂信的なモルモン教徒である両親とその7人の子供を中心に、子供の1人であるタラがいかに...続きを読む
  • エデュケーション 大学は私の人生を変えた

    終始ドキドキが止まらない内容でした。もしくは息が止まってました。読むのがやめられない。

    あとがきを読んでさらに絶句。因習…人々が生きていく中で知らない間に強制している偏見はあると思う。それは文化?同調圧力?それとも狂気なのか…
  • エデュケーション 大学は私の人生を変えた
    「教育(Educated)」という言葉の重さが残りました。

    宗教、家族の独特の考え、無戸籍、代替医療、暴力、度重なる事故、精神的な不安定さ。
    その先で出会う「教育」。

    言葉にするには時間がかかりそうですが、出会えてよかったです。
  • エデュケーション 大学は私の人生を変えた
    にわかに実話とは信じられなかった。
    ついこないだの話。なんなら年下、
    それもあの世界のアメリカで生まれて⁉︎

    出生届も出されることなく幼少期を山奥で過ごし、両親からは周囲とはかなり逸脱した生活、思想を埋め込まれる。当然学校にも病院にも行ったことがない。
    父親の危険な仕事を手伝いながら、死がよぎる程...続きを読む
  • エデュケーション 大学は私の人生を変えた
    いろいろな人が激賞している女性の半生の物語。教育を受けられる環境を作っていくということが社会にとって非常に重要であると改めて感じた。あえて言うと少し長い。hk