中山智香子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ第1章では基本的なお金の流れや用語などについて
分かりやすく解説されている。
特に「投機」と「投資」の意味の違いなど、考えさせられる内容も。
人間を資本に含めてはならないという記述は著者の価値観がよく表れている。
信用できる著者だと感じた。
個人的に一番面白く感動したのは
第2章のおカネの本質について述べられている部分。
お金の起源が物々交換だったという証拠はないが、紀元前の記録から借用証書による
信用取引が行われていたという事実。
人間同士の信用からスタートしていたというのは驚きだった。
このほかにも新しいお金の形として地域通貨についての話や現在までの資本主義の拡大と金融教育の課題についても時代変遷にも触れながらわかりやすく書かれており、最後まで面白く読むことができた。
一番最後に書かれていた著者の言葉はおカネと生き方を考えるうえでとても励まされるので、気になる方はぜひ手に取って自身の目と心で読んでみて欲しいと思う。 -
Posted by ブクログ
書店でふと知ってる先生の名前が見えて、お金のことに対しての苦手意識がそもそもあったことから即購入。さくっと読めてオススメ。
義務教育で歴史の授業でやる内容に触れつつも分かりやすく噛み砕いてお金とは何かというものを説明している。お金の起源がよくあるとされている物々交換ではなく、本当は"誰かに借りがある"という貸し借りの関係(信頼関係)に由来するという説が面白いし、お金ってすごく現実的でドライなものだと思える今の社会に対するアンチテーゼのようで私にとっては本を通してなるほどと思えることも多く共感できることも多かった。
あとは、義務教育で投機の授業がカリキュラムに組み込まれていることを初めて知ったが、自分のお金は自分で増やすということを小さい頃から叩き込まれ、どれだけ儲かるかを考える練習をさせられるって大事なこととは言え、酷な社会だよなとは思った。
「自分が応援したい企業の株を選ぶ。そういうおカネの使い方をしていけば、本来の意味の社会的な投資になります。(中略)たとえ微力であっても、単に儲けを求めるのではなく、みずからが一員である社会の一角を変えていくことが、積もり積もれば大きな何かを変えていくのです。」
↑消費においては身に馴染んでいる考え方だけど、投資においても、と思うとさらにレベルアップすることになるな、など。