ルートウィッヒ・ウィトゲンシュタインのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
まだまだ理解できているとは言えないけれど、
訳者による目次付けによって、だいぶ読みやすいのではないかと思う。
ウィトゲンシュタインは、『論考』の言語観を解体するために言語ゲームを導入したのだが、
『論考』のような言語の論理の代わりに、言語ゲームを置きたかったのではないという点をこれまで誤解していたと思う。
言語には、言葉に固定的な、イデア的な意味や常に変わらない論理があるのではなく、
具体的な使用場面(言語ゲーム)によって、意味や言語の規則は変わることもある。
そういった具体例(言語ゲーム)の集まりとして、言語を理解するという方法がとられている。
実際にどうしているのか見よ、といった記述