浪花千栄子のレビュー一覧
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購入済み
朝ドラとはちょっと違います
「おちょやん」は本日が最終回でした。それもあって、この方の実際の人生はどうだったのかを知りたくなりました。まずはお試しで最初の方を読むと、子供の頃に河内から引っ越してきて先が、なんと私の住んでいる場所のすぐ近くだったことがわかりました。ということで、この本を購入して最後まで読ませていただきました。「おちょやん」より明らかに酷い人生だったようです。現代であれば児童虐待で、雇い主が逮捕されそうなかわいそうな生い立ちです。朝ドラでは真実を語れないほど辛い人生を生き抜いた強さが、その後の成功に結びついたのかもしれません。
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Posted by ブクログ
朝ドラ『おちょやん』のヒロインのモデル、浪花千栄子さんの自叙伝です。
幼少期から娘時代の女優修業の経緯と、戦後ラジオドラマでブレイクした後の忙しくも心穏やかな日々についてはかなりつぶさに筆が割かれているのですが、松竹家庭劇から松竹新喜劇時代、即ち二代目渋谷天外と過ごした日々については、夫婦離別の経緯が記されるのみでほとんど触れられていません。これは憎しみを引きずっていると言うよりは、過去の修羅から逃れて今をより良く生きるために語りたくなかったのだろう、と本文の語り口や、京マチ子さんの発言として綴られる以下の言葉から察するばかりです。
「あなたの心の中で、そのとき殺してもあきたりないと思った人に、りっぱに復しゅうするのは、刃をふりおろすことではなく、一日も早く、そんな人のことは、サラリと忘れ去って、何がなんでも、女優浪花千栄子として、芸の道で成功することだと思うわ。」
とは言え、天外との役者同士としての関係性は決して悪くなかったことが、本文で天外からの自分に対する評価について言及されていることなどからも伝わってきました。
なお、朝ドラ第1週でヒロインの両親のクズさ加減が良くも悪くも話題になりましたが、本書に記されている浪花さんの実父も相当の外道ぶりを発揮していることを最後に記しておきます。