野田真外のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ押井守監督の語り本は、どうしてこうも面白いのか。
全てがすべて正しいわけじゃないと思うんですけれど、読ませる(聴かせる)力があり、説得力があり、何より面白い。
映画は時代のタイムカプセルだ。と冒頭で押井監督は語ります。その時代の風俗、世相を封じ込めた点と、個人的な自身の観た時の記憶。
この視点は、当たり前のようでいて、ただ無造作に鑑賞しているだけだと気付かないもの。映画を観るときに頭の片隅に置いておくと、また違ったものが見えてくると思います。いい導入だ!
といったものの、正直、タイトル通り、現代史を学べているかどうかは怪しい回もあったのですが……。ところどころに、芯を突くメッセージがあるのが見逃せません。
『日本の映画界は「時代のタイムカプセルという機能を自ら放棄していっている。アメリカはまだマシ」』
『邦画の世界は追体験の場にしかなっていない』
『ドラマとは価値観の葛藤である。また、主人公が未熟であるがゆえに起こる葛藤はドラマと関係がない』
それはそれとして、低予算でもいいから、押井守監督の作品をいっぱい観せてください!!