エレイン・N・アーロンのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
HSPの恋愛、恋愛だけでなく人を愛するということについて、恋人や結婚という枠にとらわれず書かれている。
HSPについての概説もそうだが、そんな敏感なHSPがラブシャイネスになる背景として、「男女の役割」や「男女の理想像」が無意識に多くの人にすり込まれていることなどがあげられている。
HSPはそれにあわせようと苦心してしまうが、そういった完璧な男・女は存在せず、そこから離れた個性にしかなりえない。
無意識に男を「友達だと思ってたのに」という謎の裏切りや被害者のような感じにさせるいわゆる「ぬいペニ」のような現象もここからきている。
そのほか、パートナーシップの結び方や、そもそもパートナーを見つけたり、パートナーの相性的なところも書かれている。
自己の無意識の部分は、やや内容が難解に思った。
繰り返し読んでいきたい。 -
Posted by ブクログ
ランキングとリンキングという対比概念を持ってきて、ひととひととのつながりで治療していこうというカウンセリングの試みである。自分の低いランク付けを修正していく試みとしての臨床心理士の方略である。チェックシートもわかりやすいので、低い自己評価で問題を起こしている人にはぴったりであろう。
タイトルで自己肯定感としているが、原題はUndervalued Selfであり、どこもself-esteemやself-efficacyという単語は出てこない。また翻訳書として表紙の裏に原題と出版社と発行年が必要であるが、この本はカバーを取った表紙にタイトルが書いてあるだけである。
2026.6.617にウェルビーイング論文の参考になればと思って再読したが、残念ながら参考文献とすることはできなかった。 -
Posted by ブクログ
HSP(ひといちばい敏感な人)の恋愛や人間関係全般に関する本。
自分自身、HSP傾向があるので、前に流し読みはしたけれど、きちんと読んでおこうと思って読み返した。
HSP傾向のある人なら、自分は異常ではなく、普通のことなのだと思えるし、気をつけておくべきことについて丁寧に解説されている。
親密さを、相手の前でありのままの自分でいられること、この瞬間の本当の自分をさらけ出せることと定義した上で、愛を、特定の相手と親密な関係になり、それを継続したいという一連の態度、感情、行動、との定義が、なんだかしっくりとくる気がした。
セルフテスト的に、HSP(刺激に対して反応しやすい、影響を受けやすい)傾向やHSS(刺激を求める)傾向、愛着スタイルや親密さへの恐れなど、自分自身の傾向を知ることができたのはよかった。
気になったのは、HSPの説明について、(ネガティブ面を過大評価するバイアスもあると思うが)ネガティブな内容がとても多く、HSPがとてつもなく欠点であるように見えるのが残念だった。(筆者は決してそのように述べていないのだが)
また、筆者はユング派の研究者であるためか、独特な用語やスピリチュアルな内容があまり詳しい説明がなく繰り返されるため、半分近く読みづらいところがあったのも残念だった。 -
Posted by ブクログ
「The Highly Sensitive Person」の続編。
他に「The Highly Sensitive Person’s Workbook」もあるがおそらく日本語へは未翻訳。
結局のところ長い時間とお金をかけてカウンセリングをしていくのがとても重要ということが書かれている。
また、翻訳にありがちな回りくどい表現の読解に少々手間取る。
言葉は強いから、思っていることをそのまま口にしてしまうと誰かを傷つけてしまうかもしれない。逆に傷ついてしまう可能性もたかい。1対1はもちろん、それ以上は気にすることが多すぎてドキドキすぎてまともに会話できない。だとか、誰にもまだ言われてもいないような言葉を自分自身が自分に対して言って、それを反芻して常に自分を傷つけている。云々。云々。たとえばね。
さらに。「人にやさしく、自分に厳しく」とかって、HSPの人たちはそういった故事成句的なことをとにかく律儀に守っていると思うの。守れなくても心には常にあるから、守れなかったときに今のはしかたなかったよねってときだってひたすら自分を責めてる。なんなら今のはしかたなかったよね、という考えが少しでも浮かんでしまった自分を責めたり。だから頑張っている自分を優しく親切に思いやる。あなたは決して嫌なことをされて当然の人ではない。というのを強く念頭に置いて生活をしたほうがいいということ。何か、自分を強く意識して中心にもってくるということの修行なんだね。
ただ、それがなかなか難しいからカウンセリング、ということなのだろう。本書には、それが難しい人のためのアドバイスが書かれている。
順番が前後してしまったんだけど、これの前編である「The Highly Sensitive Person」を先に読んだほうが良さげ。 -
Posted by ブクログ
自分がHSPかは、自己判断でしかないけどそうであるならば、読んでいて、じんわりほわっとした感じがした。勇気を持てた。
あぁ、これでもいいんやって。
自分の悩んでいたことが、説明されているような感じがして、安心できたのだと思う。
内的世界に向きすぎているところがあることも、良い視点として捉えてみようと思えた。内的世界をアウトプットしていく力をつけていくことが一つの目標にもなった。
筆者がいう「解放」という域に達したい。
それには自分のいいところをたくさん認めて、生かしていくこと。いいところはここなんだって自信を持って言えるように毎日やりたいこと得意なことを頑張ること、刺激に敏感すぎるところを自分で調整すること。
こんなことが考えられるようになっただけでも読んでよかった。テレビの特集だけではわからないこともたくさん吸収できた。
HSPの特性は程度もあるだろうし、自己診断では確信は持てないことを前提にして。