樫村正美のレビュー一覧
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ネタバレクリスティン・ネフさんの自伝でした。
なかなか激しい人(だった?)と感じました。本を面白くするために誇張もあるとは思いますが、セルフコンパッションに出会う前には、激しい自分をコントロールするのが大変だったのだろうと慮ってしまいました。
毒親、結婚、不倫、離婚、再婚、自閉症の息子などなど、セルフコンパッションがどのように役立ったが書かれてあります。
クリスティン・ネフさんの感情の落差が、私とは違いすぎるという感想を持ちつつ...。セルフコンパッションはどの人にも役に立つ概念だと思います。
今の夫のルパートさんは、紀行作家らしく、自閉症の息子さんとのモンゴル横断の旅の本が出版されているよう -
Posted by ブクログ
自分を責めずに、自分に優しくする。
セルフ・コンパッションを提唱する心理学者?の本。
エビデンスと自らの体験の割合が程良くて、専門書とエッセイの中間のよう。
著者は自閉症の息子さんのことなど、個人的な経験を語っているけど、多分セルフコンパッションのおかげで客観的な視点を獲得しているようで、優しくも冷静な筆致でとても読みやすい。
大切な友達に接するように自分に接する。わかっていてもなかなか難しい。
人を傷つけた時なんかでも、そういう時こそセルフコンパッションだと。
少なくとも自分が落ち込んだ時に、自分で追い打ちをかけるようなことはやめようと思った。 -
Posted by ブクログ
感想
自分を他人にアドバイスするように一人の人間とみなす。(抽象→客観視する)
激しい競争社会、他者比較、人よりも勝りたい
○自己評価の代償
無理やり肯定的な自己評価をすると終わったあと虚脱感。脳は気づいている、ただのごまかしだと。
○別の道
自己評価をやめる、セルフ・コンパッション(自分への思いやり)
○自尊感情=非の打ち所がない人より優れているという感情、危険性、ナルシシズム、偏見差別など
○セルフ・コンパッション→自己批判から守ってくれるという欠点のない高い自尊感情と同じ利益をもたらす
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○他社へのコンパッション(思いやり)から始めると良い。より普通な体験
○自己批判を自己批判で止め