【感想・ネタバレ】セルフ・コンパッション[新訳版] 有効性が実証された自分に優しくする力のレビュー

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Posted by ブクログ

セルフコンパッションの原典と呼べる本だと思う。
学術的な研究の視点から、また著者自身の経験からセルフコンパッションを説明している。
特に著者自身の父親に捨てられた経験や離婚の話、自閉症の子供を産んだことなど、それらの困難にセルフコンパッションをもって立ち向かったエピソードは共通の人間性からか、私自身にも深く刺さった。
正直言いたいことをもう少しコンパクトにまとめられると思うし、日本人には馴染みのない例えなどは多くあるものの、それでもこの本は名著だと思う。

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2022年12月16日

Posted by ブクログ

自分を責めずに、自分に優しくする。
セルフ・コンパッションを提唱する心理学者?の本。
エビデンスと自らの体験の割合が程良くて、専門書とエッセイの中間のよう。
著者は自閉症の息子さんのことなど、個人的な経験を語っているけど、多分セルフコンパッションのおかげで客観的な視点を獲得しているようで、優しくも冷静な筆致でとても読みやすい。

大切な友達に接するように自分に接する。わかっていてもなかなか難しい。
人を傷つけた時なんかでも、そういう時こそセルフコンパッションだと。
少なくとも自分が落ち込んだ時に、自分で追い打ちをかけるようなことはやめようと思った。

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2023年09月03日

Posted by ブクログ

感想
自分を他人にアドバイスするように一人の人間とみなす。(抽象→客観視する)

激しい競争社会、他者比較、人よりも勝りたい
○自己評価の代償
無理やり肯定的な自己評価をすると終わったあと虚脱感。脳は気づいている、ただのごまかしだと。
○別の道
自己評価をやめる、セルフ・コンパッション(自分への思いやり)
○自尊感情=非の打ち所がない人より優れているという感情、危険性、ナルシシズム、偏見差別など
○セルフ・コンパッション→自己批判から守ってくれるという欠点のない高い自尊感情と同じ利益をもたらす

○他社へのコンパッション(思いやり)から始めると良い。より普通な体験
○自己批判を自己批判で止めることはできない。自己批判を理解し、それに思いやりをもち、もっと自分に優しく対応する。
○自分は人より優れていると感じるために現実を再解釈しようとして、自分が臨んでいたよりも欠点が遠いという事実に直面したとき
○自己批判は社会的集団の中で受け入れてもらうための安全行動。自ら自分の評価を下げることで服従行動をして、食卓に残ったパンくずを分けてもらえる。生存本能。
○セルフコンパッション構成要素
①自分に優しくすること
②共通の人間性を認識すること(他者とのつながり)
③マインドフルネス

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2023年05月21日

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