井口博のレビュー一覧

  • パワハラ問題―アウトの基準から対策まで―(新潮新書)

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    会社規定にあるパワハラや一般的に認識されているパワハラは、裁判所で認定されているよりとても広い概念だそうだ。そのため、社会でアウトでも裁判ではセーフだったり、被害者側の精神的金銭的負担が大きいこともあり、泣き寝入りせざるを得ないケースが後をたたないそうだ。無自覚で加害者になってしまわないための知識、冤罪を防ぐための徹底した調査、そして何よりも、被害者が報われる制度が早急に必要だと感じた。

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    2021年02月06日
  • パワハラ問題―アウトの基準から対策まで―(新潮新書)

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    判例は参考になりますね。個人的には「相手が○○ハラと感じたら100%○○ハラ」は暴論だと思っています。その人の普段の言動・行動・人への接し方・状況等か関わってくると考えている。上も下も自分と違う年代の考え方を理解し共感できる部分を学びたいし、協力できることがあれば力になりたい。

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    2024年11月20日
  • パワハラ問題―アウトの基準から対策まで―(新潮新書)

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    被害・加害両面の予防・危機管理に。

    ◯パワハラ防止法における定義:
    ①職場において行われる優越的な関係を背景とした言動であって、②業務上必要かつ相当な範囲を超えたものによりその雇用する③労働者の就業環境が害されること
    →3要件の成立が必要。あくまで法律の定義であり、会社の定義はより予防的。
    →事業主への雇用管理上必要な措置の義務付け、報告者等への不利益処分の禁止、厚労大臣の報告徴収、勧告、罰則規定

    ◯厚労省ワーキンググループ2012年報告書における6類型:
    ①身体的な攻撃:暴行、傷害
    ②精神的な攻撃:脅迫、名誉毀損、侮辱、暴言
    ③人間関係からの切り離し:隔離、仲間外し、無視
    ④過大な要求:

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    2024年08月25日
  • パワハラ問題―アウトの基準から対策まで―(新潮新書)

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    ハラスメントが細かく分類されており、また、文末に判例30選が掲載されており、具体的なイメージがつきやすい。

    企業側がどう対応していくか、という事業者目線で類型化や解説がされている。
    どちらかと言うと、加害者にならない為に、何に気をつけるべきかの知識を得るための本。

    個人的には、被害者側が、実際に被害を受けた際にどのように動くべきか、また悪化やエスカレートを防ぐ為に何が出来るのかをもう少し知りたかった。

    冷静に、客観的になるために、時間を置いてからまた読み直したいと思う。

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    2021年02月14日
  • パワハラ問題―アウトの基準から対策まで―(新潮新書)

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    ネタバレ

    パワハラ問題について判例をもとに解説がされている。
    パワハラを訴えた被害者に対し、面談を無断録音していた上司側の証拠が採用されて、無罪判決の事例があった。面談の様子からパワハラはないと判断されたとのこと。無断であっても、録音が採用されるんだな。

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    2024年08月18日
  • パワハラ問題―アウトの基準から対策まで―(新潮新書)

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    パワハラ対策が法制化された経緯から、実際の裁判例までわかりやすく解説されている。

    結局「言った・言わない」の水掛け論になった場合に会社が設置する調査委員会で事実認定することは、証拠集めに限界があるし、捜査の素人が集まるわけだから、難しいように感じる。

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    2023年11月12日
  • パワハラ問題―アウトの基準から対策まで―(新潮新書)

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    弁護士が解説するパワハラ防止法だが、どうしても守りに入らなきゃいけない感じがしてしまう。
    著者が体験した事例や、巻末の判例などは参考になるが、やはり不安が残る。

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    2022年01月27日
  • パワハラ問題―アウトの基準から対策まで―(新潮新書)

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    ウィズコロナ時代における最新の情勢に合わせたハラスメント問題について議論された本。
    印象に残ったハラスメントの種類はハラスメントハラスメントである。なんでもかんでもハラスメントということ自体がハラスメントになるということを知った。
     2020年6月施行のパワハラ防止法についてどのような法律で今後パワハラ相談や裁判、パワハラ行為者により厳しく対応されるようになる一方、この法律によるパワハラの判断基準は平均的労働者の感じ方のことで時代による定義の曖昧さやグレーゾーンというものについては考えないといけず、今後も常日頃として皆で考えなければならない問題であることを改めて実感。
     また巻末には実例判決集

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    2021年01月10日