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Posted by ブクログ
会社規定にあるパワハラや一般的に認識されているパワハラは、裁判所で認定されているよりとても広い概念だそうだ。そのため、社会でアウトでも裁判ではセーフだったり、被害者側の精神的金銭的負担が大きいこともあり、泣き寝入りせざるを得ないケースが後をたたないそうだ。無自覚で加害者になってしまわないための知識、冤罪を防ぐための徹底した調査、そして何よりも、被害者が報われる制度が早急に必要だと感じた。
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ハラスメントが細かく分類されており、また、文末に判決例30選が掲載されており、具体的なイメージがつきやすい。
企業側がどう対応していくか、という事業者目線で類型化や解説がされている。
どちらかと言うと、加害者にならない為に、何に気をつけるべきかの知識を得るための本。
個人的には、被害者側が、実際に被害を受けた際にどのように動くべきか、また悪化やエスカレートを防ぐ為に何が出来るのかをもう少し知りたかった。
冷静に、客観的になるために、時間を置いてからまた読み直したいと思う。
Posted by ブクログ
パワハラ対策が法制化された経緯から、実際の裁判例までわかりやすく解説されている。
結局「言った・言わない」の水掛け論になった場合に会社が設置する調査委員会で事実認定することは、証拠集めに限界があるし、捜査の素人が集まるわけだから、難しいように感じる。
Posted by ブクログ
弁護士が解説するパワハラ防止法だが、どうしても守りに入らなきゃいけない感じがしてしまう。
著者が体験した事例や、巻末の判例などは参考になるが、やはり不安が残る。
Posted by ブクログ
ウィズコロナ時代における最新の情勢に合わせたハラスメント問題について議論された本。
印象に残ったハラスメントの種類はハラスメントハラスメントである。なんでもかんでもハラスメントということ自体がハラスメントになるということを知った。
2020年6月施行のパワハラ防止法についてどのような法律で今後パワハラ相談や裁判、パワハラ行為者により厳しく対応されるようになる一方、この法律によるパワハラの判断基準は平均的労働者の感じ方のことで時代による定義の曖昧さやグレーゾーンというものについては考えないといけず、今後も常日頃として皆で考えなければならない問題であることを改めて実感。
また巻末には実例判決集30選があり各事案についての判決のポイントが記載されており、こういうのを用いてディスカッションを行う材料として使えると思う。
自身がそのような管理職の役職ではないものの、ハラスメントの話題が上がってきた際には読み返そうと思った。