宮本一夫のレビュー一覧

  • 中国の歴史1 神話から歴史へ 神話時代 夏王朝

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    世界史の教科書で言えば名前だけしか載っていないものも、細かく述べられている。1巻目では、神話から歴史ということで、この時代には紙が存在しないため、中国の遺構を見なければならない。それゆえ考古学から歴史を紐解く。考古学からの中国の歴史の視点を学べる。様々な視点から中国の歴史を学べるところがいい所だと思う。

    日本は中国の影響をもろに受けており、そんな中国がどんな過程で成立したかをエビデンス用いつつ説明してくれるため深く歴史を学ぶことが出来る。仰韶文化だけでも、めちゃくちゃ細かく解説してくれてます。

    華北 ・・・動物を捌きやすい石器が多い
    ↓↓↓
    食料を動物に依存していたかも

    お米を食べる理由

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    2025年07月05日
  • 中国の歴史1 神話から歴史へ 神話時代 夏王朝

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    考古学の成果を元に殷王朝までの先史時代が扱われている。予備知識がほぼ無かったので読むのは大変だったが、出土品の分布や農耕の伝播などから歴史時代につながる文化の発展を明らかにする過程が面白かった。

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    2021年03月11日
  • 中国の歴史1 神話から歴史へ 神話時代 夏王朝

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    これは入門書ではない。
    ある程度、考古学に知見がある人、東アジアの旧石器時代に知見がある人向けだと思う。
    農耕の開始から夏、殷の起こりまでの流れは興味深いけれども。

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    2020年11月18日
  • 中国の歴史1 神話から歴史へ 神話時代 夏王朝

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    最新の考古学を踏まえて、綿密に考証を進めていくところが、素人にもおぼろげながらわかる。ただし、中国の地名が十分に頭に入っていない者には、掲載された図版では足りず脇に地図を置きながら確かめつつ読む必要がある。地名だけでなく、発掘された文物の名称の読み方も難しく、ふりがなは振られていても、数ページ進むと忘れてしまう。そうすると、適宜ふりがなを再び振ってくれているのがありがたい。
    とにかく、壮大な古代中国が気候により複雑な発展と交流を進めてきたことが、なるほどと理解できる。

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    2020年11月07日
  • 中国の歴史1 神話から歴史へ 神話時代 夏王朝

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     好評を博した中国史研究のシリーズ「中国の歴史」の文庫化第1弾。巻頭に掲げられている編集委員代表の提言によれば本シリーズは、「大きな中国」の歴史に常に内包されていた「小さな中国」に焦点を当てて執筆されたとある。第1巻となる本書も、一元的な中原中心主義からの記述ではなく、先史時代におけるローカルな地域文化を多元的に眺めることに主眼を置いている。従ってやむを得ないことではあるが、古代中国史に特に親しんで来なかった僕のような者にとっては初見の地域文明、文化、遺跡が列挙されることとなり、正直読むのに骨が折れる。しかし、伝説的な夏王朝に比定される古代地域文明が、その後の「中華」成立に単純に繋がるような王

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    2022年06月05日
  • 中国の歴史1 神話から歴史へ 神話時代 夏王朝

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    【神話と考古学】
    夏王朝 二里頭文化
    『史記』 先立って記述される「五本帝紀」
    ↑松丸道雄 戦国時代以降につくられた五行説
    P.30 蚩尤 三苗

    洪水伝説
    三皇本紀とい司馬貞の補筆
    『三五歴記』『山海経』

    【中国発掘物語】
    濱田耕作
    文物考古研究所
    共同調査

    【農耕の出現】
    アフリカの典型オルドワン文化と中国南部の類似性
    →東アジアに拡散?
    マンモスの祖先≒アフリカゾウ
    P.86 ムスティエ文化

    農耕と定住が一体?

    土器が古い段階に出現
    →植物資源利用、魚介類への依存の対応
    アワ・キビ
    猪→家猪?野猪?

    稲作はいつから?どこで?
    プラントオパール分析→長江の中・下流域から波紋状に

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    2022年06月04日
  • 中国の歴史1 神話から歴史へ 神話時代 夏王朝

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    自分が新石器時代の知識があまりないこともあって、内容はやや難しいと感じた。特に知らない知名や遺跡の名前、読めない漢字も多く、歴史地図帳を開いて地図と照らし合わせながら読む事で理解が助けられた。今も中国は北部は「面」が主食で南部は米が主食というように食文化が異なるが、過去の自然環境の違いで穀類の野生種の生息も異なっていたことに由来があるとか、初期国家と言えるのはどの段階からであるのか、青銅器起源、卜骨のはじまりはどの地方からなのかなど、この後の時代を理解するための土台が得られたという意味ではここから読み進めてよかったなと思う。最後の「おわりに」が全体のまとめになっているので、全体感わ先に掴むため

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    2022年05月16日