ここに、新しい切り口の時代小説が誕生。
『孫は老人の人生を甘やかしてくれる』と始まるこの話。
窓際族ならぬ窓際同心、党に隠居してもおかしくはない恒例の同心が主人公。
年下の上司に皮肉を言われながらもお役についている。
楽しみは孫娘たち。
土笛で山鳩の音を出しては、祖父の来るのを奉行所の近くで待つ。主人公、沖田柄十郎。孫娘はとらにくま。
娘2人の従兄弟同士の二人だ。
やんちゃで性格も違う二人が、奉行所で肩身の狭い祖父に手柄を立てようと奮闘。
ところが実はただの老人のふりをしている沖田だが、、、。
奉行は、妖怪と呼ばれる鳥居耀蔵。