菅義偉のレビュー一覧
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購入済み
多くの方に読んで欲しい本です
この世の中は当たり前のことが、変な事になっていることが多い。菅総理はおかしな事は、おかしいと言って、当たり前の状態にしようという極めて珍しい政治家である。実務家としては素晴らしい能力の持ち主であることがよく分かる本である。但し、それは総理としてよりは、副官向きの能力なのかも知れない。今後の活躍に期待したいと思う。
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Posted by ブクログ
菅総理の政治家としての今までの取り組みがよくわかる一冊。官僚の縦割り打破、既得権益との戦い、前道続行など今までにやったことのないことへのチャレンジなど、すばらしい実行力だと思う。これが本来の政治家の仕事だと思うが、今までできていなかったということは、政治家が取り組んでこなかったからなんだと思う。野党を含めた政治家やマスコミや評論家といわれている人たちの責任は重いと思う。
「政治家が政策の方向性を示し、官僚がそれに基づいて情報や具体的な処理案を提供して協力する。政治家と官僚、すなわち政と官は本来そういう関係にあるべきです」p24
「官僚は、まず法を根拠とし、これを盾に行動します。一般国民から -
Posted by ブクログ
菅義偉が総理就任時に出版した本。既存の本やインタビューをまとめたものなので、総務大臣就任前後の話が多い。
菅義偉は優秀な仕事師なんだろうけど、特に何かビジョンを持っているわけではないという印象を受けた。熱心に取り組んだ様々なコストカットや縦割行政の打破、競争原理の導入はそれ自体は手段でしかなく国家の目指す目的ではない。
安倍晋三の『宿命の子』を読んだ後だけに、スケールダウン感は否めなかった。年金問題や高額な家賃を支払い続けていた独立行政法人への対応は流石だとは感じたが…。
安倍晋三という、理念を持った総理の下で働く機会を得たからこそ彼は輝けたのだろう。 -
Posted by ブクログ
長期に渡る第二次安倍政権を支え、その後任として自民党総裁・内閣総理大臣に選ばれた政治家のお話です。
内容の半分以上は政権交代間もない頃に書かれたものが多いとのことだったが、彼の政治家人生の中で、いくつかの重要な制度の改善について関わったことが示されていました。読むと、なるほど。確かにそれは変えてよかった。と思うところも多く、菅義偉という政治家が有能であることがわかるエピソードが多く見られました。強権的な官僚に対する働きかけも、官僚のことをよく理解しているからこそのアクションであることがわかります。(それが良いかはさておき)
一方で、それ以降の文章では、総裁選期に彼がどこでも言っているようなこと