ティエリ・マルレのレビュー一覧

  • グレート・リセット ダボス会議で語られるアフターコロナの世界

    Posted by ブクログ

    ー パンデミックが引き起こした深刻な危機によって、経済や社会がどのように機能し、なぜ機能しないかを考える機会がたっぷりと与えられた。その審判は明確だろう。私たちは変わる必要がある。というより変わるべきなのだ。だが、変われるだろうか?過去の過ちから学べるのか?パンデミックをきっかけに、明るい未来が開けるのか?地球全体に秩序をもたらすことができるのか?

    シンプルに言おう。グレート・リセットをやるのか、やらないのか?リセットは野心的な挑戦だ。野心的過ぎるかもしれない。 それでも、やらないという選択肢はない。

    私たちは全力で取り組み、やり遂げなければならない。肝心なのは、世界の分断をなくし、汚染や

    0
    2022年09月04日
  • グレート・リセット ダボス会議で語られるアフターコロナの世界

    Posted by ブクログ

    感想
    悲劇を踏み潰す社会システム。個人はコロナに打ちひしがれる。しかし集合としての人類は負けない。それは強み。裏を返せば変化できない弱さ。

    0
    2023年08月05日
  • グレート・リセット ダボス会議で語られるアフターコロナの世界

    Posted by ブクログ

    本書はいわゆるグリーン成長を主張している本だと理解しています。
    拝金主義の集団であるダボス会議でも「GDP成長絶対主義」を見直しを主張し始めたのは一つ評価したいです。新型コロナウイルスがネオリベラズムにとどめを指すものという認識も正しいものだと思います。しかしながら本書内で指摘されているようにパンデミックは経済・社会の不平等性を徹底的に浮き彫りにするものでした。
    その根本の欠陥を生み出す資本主義への批判が全くないと言ってもありません。
    やっぱり本書全体で語られているリセットと言いながら特権階級にいるダボス会議にいる人々の資本や権力はリセットする気はさらさらないんだね、とつくづく思わされました。

    0
    2021年07月20日
  • グレート・リセット ダボス会議で語られるアフターコロナの世界

    Posted by ブクログ

    コロナの影響による社会や環境、テクノロジー、個人の変化はどうなるかについて書いてあった。

    テクノロジーの部分がかなり興味深く、プライバシーをある程度無視した監視体制が正当化される現在の状態が続けば、たしかにテクノロジーはどんどん進化すると思うが、テクノロジー主導の中国のような監視社会も出来上がってしまう危険性が、自分の中に抜けていた。

    便利なこと=決断しなくても良くなること
    という認識があったが、それは逆にテクノロジーに頼った危険な考え方だと感じたので、その点は押さえておきたい

    0
    2021年01月21日
  • グレート・リセット ダボス会議で語られるアフターコロナの世界

    Posted by ブクログ

    「パンデミックというグローバルな体験を共有したことで、危機と共に見えてきた諸問題に少しでも歯止めをかけられるだろうか?」(P.274)
    という議論を投げ掛ける本だった。

    0
    2021年01月02日
  • グレート・リセット ダボス会議で語られるアフターコロナの世界

    Posted by ブクログ

    これまでの傾向がコロナで加速しているという内容で既知のものも多いが、整理されている。世界経済フォーラムの会長がこれを言っているということの意義を思う。日本に肯定的なのも参考になる

    0
    2020年11月23日
  • グレート・リセット ダボス会議で語られるアフターコロナの世界

    Posted by ブクログ

    「グレート・リセット」とは、2021年のダボス会議でテーマとなったことで世界的に注目された言葉で、ポストコロナの世界は、再生可能エネルギーへの移行加速、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進、ステークホルダー資本主義への移行による社会・経済システムの見直しなどが行われ、より公平で持続可能な社会を目指す変革が進むという、世界経済フォーラム(WEF)のクラウス・シュワブ会長に提唱された言葉だ。

    当時、新型コロナはそれ程のインパクトをもって、ある意味では変革の好機と捉えられていた。再生可能エネルギーはその間のウクライナ情勢や米中関係等により足踏みの感もあり、DXは言葉が一人歩き、プーチンや

    0
    2025年09月06日
  • グレート・リセット ダボス会議で語られるアフターコロナの世界

    Posted by ブクログ

    コロナ禍の最中に購入し、途中まで読んで放置していたのを見つけて、2024年に読んでみました。当時は相当不安定な情勢だったことが伺えたり、また著者はダボス会議関係者ですが、世界をリードしている(と思っている・思われている)方々の認識と、一般人の認識の違いも感じられたりと、不思議な感じで読みました。
    どなたかもレビューに書いていましたが、もうコロナが過ぎたこの時期に、あえて読まなくていい本だと思います。(当時は価値があったのかもと思います)

    0
    2024年03月18日
  • グレート・リセット ダボス会議で語られるアフターコロナの世界

    Posted by ブクログ

    パンデミックが始まった当初はかなりパニック気味だったのだなと、本書を読んで改めて感じた。
    落ち着いてきた今読んでみると、「世の中が不可逆的に大きく変容し、戻らないだろう」という主張が多いことに驚く。
    よほど悲観的に受け止めてしまっていたのだろう。

    本書を読んだ目的は、「シュワブ氏の提唱する"グレート・リセット"の具体的な方向性と詳細を知る」ことだった。

    自分の読む前の認識では、立ち行かなくなった社会の諸課題に対して、世界の頭脳の中枢が、なんらかの明快な解決方法や方針を示しているのだと思っていたが、やはり実際はそこまで甘くなかった。
    本書はあくまで2020年10月(頃 )

    0
    2023年06月14日
  • グレート・リセット ダボス会議で語られるアフターコロナの世界

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ノルウェーは、自営業者の平均収入の80%を支給、デンマークは75%。市場の論理が強い国は、対応できなかった。アメリカでは、病気休暇の制度がない会社が多く、休むと馘になる可能性があるため、感染が広がった。

    グローバリゼーションのトリレンマ=経済のグローバリゼーション、政治的民主主義、国家主義の3つは相容れない。

    グローバルガバナンスとは、グローバルな問題に国を超えて協力すること。
    コロナは、小さな国々の成功と超大国の失敗を暴いた。
    コロナで海外からの送金が途絶え、外貨獲得手段がなくなった=エジプト、インド、パキスタン、ナイジェリア、フィリピンなど。

    大気汚染が、がん、心疾患、呼吸器障害など

    0
    2021年12月23日
  • グレート・リセット ダボス会議で語られるアフターコロナの世界

    Posted by ブクログ

    2020年刊の世界経済フォーラムの見たコロナ下からポストコロナの世界展望。

    一層のリモート下、AI化が進み、既存の経済が崩れる中、吹き出す格差の敗者たち、弱小国家たちの社会不安や暴動…それを防ぐには平等な分配を意図したステークホルダー資本主義への変換が欠かせないという。

    0
    2021年10月08日
  • グレート・リセット ダボス会議で語られるアフターコロナの世界

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ダボス会議で語られるアフターコロナに関する示唆。


    メモ
    ・現代社会をあらわすキーワード
     相互依存・スピード・複雑性
     相互依存によりサイロ思考は通用しない。
    ・ポストコロナの四つの主要問題
     グローバリゼーションの後退
     グローバルガバナンスの不在
     米中競争の激化
     統治に失敗した脆弱な国家の運命

    0
    2021年05月21日
  • グレート・リセット ダボス会議で語られるアフターコロナの世界

    Posted by ブクログ

    2021年20冊目。満足度★★★☆☆ 世界経済フォーラム(ダボス会議)の創設者・会長が2020年7月に出版したものが翻訳されたもの。新型コロナウイルスが世界の経済・社会・テクノロジーなどに与える影響など、アフターコロナの世界を占う書となっている。

    0
    2021年05月16日
  • グレート・リセット ダボス会議で語られるアフターコロナの世界

    Posted by ブクログ

    パンデミックをきっかけに、社会構造や人の行動等がどのように変わるのかを記した著書。世界の知識人が議論した内容だけあって深い内容であり、今後の変化を予測する一助になる内容です。

    0
    2021年03月23日
  • グレート・リセット ダボス会議で語られるアフターコロナの世界

    Posted by ブクログ

    2020年6月に執筆されたという事で、コロナの影響が拡大している状況であったが、年明けて2021になった現在、落ち着いた国も一部あるが、世界的には悪化している。
    そしてアフターコロナを見据えて、以前と同じ生活スタイルや仕事のやり方、そしてエンターテイメントに至るまで、全てリセットする覚悟で、経済活動、社会生活のシステムを再構築していかなければならないと、厳しくはあるがストレートな意見を述べている。
    じゃあ、それに向かってどうすればいいのかという提言が無いので、言いっぱなし感はあるが、課題の抽出という意味では納得。

    0
    2021年01月28日
  • グレート・リセット ダボス会議で語られるアフターコロナの世界

    Posted by ブクログ

    ◾️概要
    私たちの幸福度は、一人当たりGDPで定義される富のレベルだけでは正確に測れない、というのが最も印象的でした。かつ、AI、IoTとセンサー、さらにウェアラブル技術を組み合わせて、個人の幸福に関する新たな知見が得られるだろう、と同書で語られていることは示唆にとみます。

    ◾️所感
    読みにくい。ただ、自分の興味のある分野について、世界の首脳がどう考えているか、読み解くには良書。

    0
    2021年01月22日
  • グレート・リセット ダボス会議で語られるアフターコロナの世界

    Posted by ブクログ

    経済や医療の観点だけではなく、歴史や環境、個人の視点も含めて包括的にニューノーマルの世界を考えられる良著、が、、、

    翻訳のタイムラグで原書は2020年7月、かかれてたのは6月、、、

    翻訳が酷い

    高い

    ので星二つマイナス

    0
    2021年01月17日
  • グレート・リセット ダボス会議で語られるアフターコロナの世界

    Posted by ブクログ

    『リセットボタンが押された今、新たな未来をどう創っていくか』

    コロナショックが、密接につながっていた世界を一気にバラバラにした。資本主義が後退せざるを得なくなった。ある意味では真っさらになったとも言えるかもしれない。

    本書では、これからやってくる経済氷河期を乗り越える術が語られる。

    0
    2021年01月05日
  • グレート・リセット ダボス会議で語られるアフターコロナの世界

    Posted by ブクログ

    2020年より全世界に蔓延しているコロナウィルス(COVID-19)。著者はドイツ人及びフランス人なので、ミクロ的なとこで若干、日本を含むアジアの情勢を誤認識している箇所もありますが、マクロ的視点では、孤立主義的政策をとっていた国々の協調主義への転換、リモート・オンライン教育の充実、脱密集化社会への転換等等、或る程度予想されている様な事について丁寧に解説された本です。コロナ禍で大変な苦労をされている方が多いかと思いますが、自分も何とかこのピンチをチャンスに変えられる様、頑張りたいです!

    0
    2021年01月04日